ハンガーゼロ アフリカ」とは

【大阪事務所】

2012年11月27日

小さな夢が大きくなりますように

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11月5日から15日まで 教職者ツアーでフィリピンに行って来きました。
生まれて初めてのフィリピンへの旅だったのでドキドキしながら出発しました。
7107の島でできている島国フィリピン。
200くらいの部族と100以上の言語が存在している多民族の国です。
一番初めに訪問した所はミンダナオ島のティボロという町でした。
日本国際飢餓対策機構の支援としてCDP(child development program)の働きをしているアポセンターがある町です。
アポセンターはフィリピンで一番高いアポ山が見える所に位置されています。

マニラから南の方へ、飛行機で2時間、ミンダナオ島のダバオに着きました。

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また、ダバオから車で2時間バナナ畑、ヤシの木が並んでいる道路を過ぎて、
デコボコの山道を1時間走ってやっと着いたティボロという町。
現地のスタッフは私たちの一行を温かく迎えてくださいました。
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パートナーとして働いている韓国飢餓対策機構の金スタッフがリーダーとして現地の人たちと良い関係を
築きながら現地のスタッフ4人とCDPの働きに取り組んでおられました。
金スタッフは10年前、韓国からフィリピンに来てこの地域で農業を手伝いながら
この町のために役に立ちたいという夢を持ち、そのためにずっと祈って来られました。
そして、ついに1年前から日本国際飢餓対策機構と共に子どもたちを支援するCDPの働きが始まったのです。
現在、日本人の里親135名がアポセンターの子どもたちを支援しています。

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4名の若い現地のスタッフはバイクで険しい道を走りながら里子の家庭を訪問しています。
家庭訪問を通して困っている事があれば、そのために祈り、家族の話を聞いています。

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次の日は里子が通っているティボロ小学校で子どもたちと会いました。
町の村長さんや先生たちが歓迎してくださいました。

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子どもたちが日本から来た私たちたち一行に丁寧に挨拶をしてくれました。
敬意を表してたくさんの子どもたちが手を自分のおでこに当てながら次から次へと挨拶をして来ました。
彼らの里親の代理になった気分でした。

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幼稚園から6年生まで240名の子どもたちがこの学校で勉強していますが、
CDPの働きがあって給食を食べることができています。
家に帰っても食べるものがない子どもたちはこの時間が一番嬉しいと思います。
ちゃんと感謝のお祈りをしてからご飯を食べます。

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子どもたちが学校から帰った後、里子の家を訪問することができました。
小さい部屋で6人家族が住んでいました。
子どもは山道を2時間もかけて歩いて登校しています。
お父さんは体が弱くて仕事するのも難しいし、16歳の長男がお母さんを手伝いならら、
かばんを作って生活していました。里子に夢を聞くと、恥ずかしそうにエンジニアだと言いました。
 
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この子は10年後どんなふうに成長しているだろうか想像してみました。
立派なエンジニアになっているでしょうか。
きっと学校で色んなことを学びながら将来への夢も育つことでしょう。
そして、その夢が実現する日が必ず来るでしょう。
時には、苦しい時もあるけれど自分のために支援してくださり、祈ってくださる日本の里親さんを
思いながら元気になるでしょう。

金スタッフの小さな夢を通して、たくさんの子どもたちが助けられているように
この子を通して大きな実が結ばれることを期待しています。この町でCDPの働きが始まって
まだ1年ですが子どもたちは自信を持てるようになり、表情が明るくなっています。
これは、一人一人の里親さんがいるからこそ実現できると思います。
すべての里親さんの尊いご支援、本当にありがとうございます!!

(姜 恵媛)

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