大阪を出てから2週間が経ちました。
私は今、韓国で歌手として活動しているヘオルンヌリというグループと
共に東北地域の仮設住宅や教会を回ってから今、東京に来ています。
東北はまだまだ雪が降っていて寒かったですが、もうすぐ桜が咲き、
暖かい春が来るでしょう。
辛い記憶の去年の3月からもう1年が経ちましたね。
どんな言葉をもってすれば彼らを慰めることができるのでしょう。
何をもってすれば彼らを癒すことが出来るのでしょう。
ただ、傍にいて話を聞き、共に歌うことだけです。
ある被災された方に聞いてみました。
「今、何が必要ですか。食べ物?服?」
「いいえ、今私には歌が必要です。」
ヘオルンヌリは歌に希望と愛を乗せて、東北を訪ねました。
被災された方々の重たい表情がだんだん明るくなるのを見ると、
私も嬉しくなりました。
そして、コンサートに来られたある方が話してくださいました。
「津波が起こってから1年が過ぎました。その辛い記憶が思い出され、
最近落ち込んでいました。しかし、今日のコンサートを通して開放された
気分になれました。本当に来れてよかったです」
傷ついた彼らの心に、お母さんのように優しく薬を塗ってあげたいと
ヘオルンヌリが話しました。
その心を込めた歌を通して彼らに伝わったことが感謝でした。
今回,蒔かれた希望の種が美しく育てられますように。
これから3週間関東地域で東日本大震災、ハンガー・ゼロアフリカ支援コンサート
が行われます。
是非皆様、お越しください。
日程は下を参考にしてください。
http://www.jifh.org/news/2012/02/haeoreunnuri2012.html
(姜 恵媛)