みなさま、年末いかがお過ごしでしょうか。
2011年がずっと吉田だったように、
2012年もきっと吉田だろうなと推測している吉田です。
2011年という年は。
これから先、
何度も何度も振り返る年になるはずです。
何度も何度も語り継がれる年になるはずです。
この1年、自分はいったい何をしてきたのだろう。
この1年、自分はいったい何をしてこなかったのだろう。
なんてことを考えたり、考えなかったりしています。
先日、亘理聖書キリスト教会のクリスマスイルミネーションの取り付けを手伝いまして。
教会の屋根の上から町の周囲を見渡したわけです。
それはそれは、何も、ありません。
もともとそこに何もなかったかのように、何もありません。
大量にあった瓦礫は集められ、土台だけ残っていた家々も取り壊され、更地となっていました。
あのすさまじかった光景がうそのような。
思わず、屋根の上で棒立ちになり、この数カ月間のことを思い出しまして。
2011年3月18日。
支援のために初めて仙台入りしたあの日、
毎回の食事で、なんとも言えない複雑な気持ちになりました。
今、自分の目の前には食べるものがある。
だけど自分がいる所から、少し行けば、人々が過酷な状況の中、必死で生きている。
被災した方々、避難所にいる方々は食べるものがあるのだろうか、
そんなことを考えるとお箸が止まってしまい。
ご飯を食べながら嗚咽がしたのは初めてで。
瞼をぬらしながら少しずつ口に押し込みました。
噛む度に、この食べた分の何倍も働かねばと胸に誓ったわけです。
あれから9カ月。
各被災地を周り、必要に応えながら、
全国から来て下さったボランティアの方々と共に支援活動をさせていただきまして。
なかなか計画通りうまくいかなかったり。
なんでこんなことが起きてしまうのかと思い悩んだり。
壁にぶち当たりまくりでした。
それでも、たくさんの人に支えられて、たくさんの仲間に恵まれて。
神さまの守りと導きの中で、今日までやってこれました。
本当に本当に感謝です。
2012年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまの上に、神さまの祝福が豊かにありますように。
『わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。
それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、
あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。』
(聖書 エレミヤ29:11)