2008年国際児童画展

2009年のテーマは「わたしが家族にできること」。2009年はボリビア、ウガンダ、バングラデシュ、カンボジア、フィリピン、中国の6カ国、全部で120 人のこどもたちの絵が集まりました。

熱心に絵を見る審査委員たち

意見を交換する審査員たち

第19回芦屋国際児童画展の審査は秋に行なわれ、「国際大賞・金」に1人、「特別賞」に1人、「国際大賞・銀」、「芦屋教育委員会賞」、「芦屋市長賞」に各国1名ずつが選ばれ、入賞しました。

「国際大賞・金」はチャンナ・チェブさん(女・14歳・カンボジア)。最終選考ではナルンブグ・ソロメイさん(女・15歳・ウガンダ)の作品とどちらにするか、大いに悩んだそうです。

 

ナルンブグさんの絵はアピール力が強かったのですが、チャンナさんの「はっきりした、線の使い方のうまさ、何より面白いのはのぞきこんでる人物が全体的に動きを表している、構図の取り方、配色が面白い、そして細かいところまで描いている」などの点で非常に優れた絵として評価を得ました。

 

「絵、そのものを見て欲しいと思います。色がなかなか印刷や写真では、その良さが伝わりにくいんじゃないかと思います」(奥野氏)

入賞したこどもたちには賞状と賞品、またすべてのこどもたちに参加者賞が毎年贈られています。

 

芦屋国際児童画展は、世界食料デーに取り組んでいる芦屋大会と登別大会の働きによって、支えられています。

入賞作品

国際大賞・金賞

2009国際大賞・金
チャンナ・チェブさん(女・14歳):カンボジア

自由時間に、私はお米の収穫を手伝って両親に喜んでもらっています。
学校にはきちんと通っていて、将来の夢を実現させたいです。私は学校の先生になりたいです。

町並みが非常に細かく描かれています。ほんとに整理して描いています。遠くの畑で働いている人をしっかり描き、よく見ると空を飛んでる鳥も描かれています。

色彩の使い方は独特というか緑をたくさん使って、そこに、オレンジや黄色、ピンクといった暖色を入れて、その構成がうまいです。(奥野氏)

 

色の使い方が非常に面白いですね、ピンクというかグリーンとか。人物がうまくよく描けていますし、生活観がほんとに出ていて面白い絵です。お米の収穫ということにたいして、とても喜びがあるのが感じられますね。それから学校にはちゃんと通っていて、そして将来の夢をはっきり、学校の先生になりたいともっていることもすばらしいと思いました。(川畑氏)

 

審査員特別賞

2009特別賞
ビハーグ・アビゲイルさん(女・15歳):フィリピン

私が家族のためにしたいことは、時間を変えて、家族が私にしてくれているような愛情を注ぐことです。家族のために美味しい料理を作りたいです。美味しい料理は体に力をくれます。両親がストレスを感じないように家をきれいにしたいです。
4年制の大学を卒業していので、学校で良い成績を取るために一生懸命勉強しています。家族のためにたくさんのことがしたいです。
でも、私は4年生なのでまだ仕事には就いていませんし、両親を助けるためにも学業を終えることが今の目標です。お父さんとお母さんが大好きです。

昨年度、国際大賞・金賞のアビゲイルさんは、今年はもっと力作を描いて送ってくれました。昨年は将来の夢を一つの画面にストレートに表現していました。今年は家族のためにすることということで画面を四分割し、描いています。そのため画面の印象は弱くなっていますが、思いの強さがあります。昨年よりももっと伝えたい!という思いに、特別賞です。やさしい色が独特です。棚や机の配置や大小がリズムを感じさせます。詳しく描く部分、省略する部分の選び方も面白い。

入賞者

  国際大賞・銀 芦屋市市長賞 芦屋教育委員会賞
中国 ゲーロンドゥジー
(男・12歳)
ジアバーペイチュ
(男・14歳)
ツーリーチュピン
(男・13歳)
フィリピン ジョヴェリン・カタンディジャン(女・14歳) クリストファー・ファバヴィエール(男・10歳) リッキー・カオネス
(男・15歳)
カンボジア ユオン・チム
(男・12歳)
チェントウ・チョン
(女・11歳)
チャニ・ソック
(女・14歳)
バングラデシュ サラウブ・ハリジャン
(男・10歳)
モーシ
(男・9歳)
ジョイティ
(女・12歳)
ボリビア ロザイセーラ・カシ-ジャ(女・11歳) グスタヴォ・モンターニョ・ラモス(男・11歳) マルコ・ダニエル・トゥミリ・コンドリ
(男・14歳)
ウガンダ ナルンブグ・ソロメイ
(女・15歳)
ワラッド・コンスタント
(男・12歳)
スーザン・ナバタンジィ(女・18歳)