2017年12月14日

【コンゴ】40万人の子どもが餓死の危険


国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は12日、コンゴ民主共和国で40万人以上の子どもが深刻な栄養失調状態にあり、緊急支援が行われない限り数か月で餓死する恐れがあると警告した。
(参照元:http://www.afpbb.com/articles/-/3155185?pid=

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この状況を受けて、コンゴ民主共和国駐在のジェロームスタッフに連絡したところ、以下のようなレポートがありました。

上記のユニセフのニュースさらにUNCHRによる「コンゴ民主共和国には400万人の国内避難民がいる」という報告も事実です。

2017年だけでも国内避難民約170万人が危機的状況にあり、コンゴにおける人道的状況は世界で最も悪い状態です。

カサイでのこの状況は、昨年地元にある武装グループ「KAMWINA NSAPU」のリーダーの死後、政府軍との戦いから始まりました。

その結果、多くの人々が家や村を離れ、避難する事態となりました。

この紛争によって国連の調査員を含む、多くの人々が死亡し、安全面が確保できないために、人々は農業もできなくなり、子どもたちを学校に送ることもできなくなりました。

また子どもたちの間に食料不足と栄養不良を引き起こしました。

現在、紛争は落ち着き、人々は警戒しながらも村にもどりはじめています。

紛争の結果、カサイ地域の、特に子どもたちや女性が人道危機にさらされています。

コンゴで活動しているUNHCRやNRCは、カサイの田舎にいる約40万人の子どもが急性栄養失調状態にあり、このまま支援がなければ、2018年にはこの子どもたちは死亡する可能性があると言っています。

コンゴ政府は限られた資源のために十分な支援ができず、国際社会からの支援も十分ではありません。

そのためユニセフなど多くの団体や組織が、このカサイの状況を無視しないよう国際社会に呼びかけています。

他にもバンツとピグミー族間の紛争が北部の諸地域で発生しています。

この紛争によって、ザンビアなどの国外に避難する人々もいます。

このように国内で繰り広げられる民族紛争があることから、コミュニティにおいて和解や平和構築のプログラムを行うことは、これらの地域の人々の励ましとなっています。

これらの地域、特にカレミにおける人道支援は急を要しています。

多くの国内避難民の人々は貧しい避難場所での生活を余儀なくされ、食べ物もなく、日々の生活のための基本的な必要も満たされていません。

(コンゴ駐在:ジェローム・カセバ)

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