2017年05月29日

【南スーダン】村人自身による地域変革の取り組みが始動


 世界で一番新しい国、南スーダン(2011年7月独立)。しかし、政治的また民族的な理由で、独立後も紛争が絶えません。紛争の影響は国中に及び、比較的安全な場所においても、あらゆる分野で開発の取り組みに遅れが生じており、人々の暮らしはなかなかよくなりません。そんな中、西レイク州の州都ルンベックで地域変革プログラムを実施している日本国際飢餓対策機構の現地パートナー団体「ライフ・イン・アバンダンス(LIA)」は、州内の2つの保健施設で毎年1,500人以上の人々が病気の治療を受けることができるように、また、450人の危機的状況にある子どもたちが学校に通って初等教育を受けることができるようにプログラムを実施してきました。その一環として、日本国際飢餓対策機構は、2012年よりマブイ小学校の学校給食を支援してきました。

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8割の子どもが好成績

 現在、マブイ小学校には407人の子どもたちが通っており、そのうちの138人(33.9%)は女子です。そのマブイ小学校では、1日1回お昼の時間に、安価で栄養価の高い米と豆の給食が407人の生徒全員に提供されています。学校給食のおかげで、子どもたちは学校に通い続けしっかりと勉強することができるようになりました。昨年の試験では、80%以上の子どもたちが、平均で80点という好成績を収めました。

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地元グループの集まり「CHEEM」

 給食を作ってくれているのは、地元教会のメンバーなど地域のボランティアの方々です。LIAはこれまで、地域の人々と共に開発の取り組みに携わることで、250人以上の人財を育成してきました。村の人々は給食の調理だけでなく、学校のボランティア教師としての働きや地元の資源を有効活用して小学校に新たな教室を作るなど、地域開発を自分たちで担い始めています。こうして開発に携わってきた地元グループの集まりは、村の人々の健康、教育、エンパワメント(力づけ)のための働きの頭文字を取ってCHEEMと名付けられ、2017年2月から正式に活動を始めています。

 このルンベックの地域変革の取り組みが、持続して行われるように、今後は外部への支援の依存を徐々に減らしていくことに重点が置かれていきます。その間も、最も影響を受けやすい子どもたちを取り巻く環境が守られ、就学率が更に安定し、教育の質が向上することを願って学校給食は継続される予定です。

 CHEEMの組織が安定し、地域の人々が開発の取り組みを続けていけるように、引き続き応援をよろしくお願いいたします。


 マブイ小学校給食支援のために、ぜひハンガーゼロサポーターとなってください!


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