2017年04月18日

【コンゴ】3つの村にプロジェクトが拡大


 2013年、紛争に巻き込まれた130人あまりの人たちが、徒歩で500㎞離れた第2の都ルブンバシに避難してきました。その避難民のリーダー・パメラさんが、JIFHの主催で開かれた地域変革(VOC)セミナーに参加しました。それまで多くの困難の中で無力さを経験してきた人々は、他からの支援に頼ることに慣れてしまっていました。しかしこのセミナーで、考え方を変えることと、自分たちの可能性を信じてそこにある資源を利用して何かを始める、ということに思い至ったのです。早速学んだことを実行しようと、元住んでいた村の近くのプエト地域に戻り、一緒に避難していた人たちと共に農業を始めました。

 この人たちの心と身体の支援をしてきたハンズ・オブ・ラブ・コンゴの現在の活動と避難民の人たちの様子を、JIFHの海外駐在員ジェローム・カセバが報告いたします。

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 今プエトの農場では人々がほんとうに楽しそうに働いています。栽培したものを家庭で消費し、残りを売ることで生活が変化しました。かつて食料を一番にもらいにきていた人々が、今は「いりません」と言うのです。「頂き続けているとその団体が引き上げたらまた飢えてしいます、だから自分たちで頑張ります」と。コンゴでは支援をことわるのはきわめて稀です。

 パメラさんの農業プロジェクトは1つの村から3つの村(ルヴァ、チャンプ、ルキンダ)に広がり、村のモデルとして他の地域から人々が学びに来ています。

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 農業もさることながら、さらに変化したことがあります。コンゴでは、女性が農作業をし、作物を収穫して運び、家に帰ってからは水を遠くに汲みに行き、食事を整えて子どもの面倒もみます。80%の仕事は女性がしているのですが、女性は劣った存在としてみられています。特に地方ではその傾向が強いのです。この3つの村で女性は男性と同様に大切であること、平等であることを伝えました。その結果女性だけが働いていた農場で男性も働きはじめ収入も増えています。

 このような変化は人々自身から出てきたもので、人々の希望へとつながり、喜んで働くことができているのでしょう。

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