2016年07月19日

【ルワンダ】コミュニティの人々と共に成長を図る


 子どもたちが平和に暮らせる世界の実現のため、世界中の子どもたちが来て学べる場となることを願って設立されたピース国際学校は、ルワンダ人でありながら1959年の革命の影響で難民としてコンゴで育ったデニス・ムガボ牧師が始められた学校です。

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地域の人々に敷地を解放

 共に平和な社会を実現していこうと、学校では地域の人たちとの関係を大切にしています。図書館や水汲み場を地域の方々に開放する一方、校庭が手狭なこの学校がスポーツ大会を行う時には、地域の広場を使わせてもらいます。

 ルワンダの主要な産業は農業ですが、起伏の激しい土地柄から農民の大半は小さな土地しか持っていません。そのためになかなか生産量が上がらず、苦しい生活を送っている家庭が少なくありません。そんな中で子どもを育て、農業をし、子どもを学校に通わせようと頑張っている女性たち。彼女たちの収入や貯蓄が向上すればきっとコミュニティの暮らしはよくなる、とデニス氏の妻ダティバさんは、自宅を開放してパッチワークやカゴ作りを教えています。

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虐殺被害家族への支援

 デニス氏は、虐殺で家族を殺され自らも病気で職に就くことが難しいという男性のために、地域の人たちと協力して家を建てました。校舎や学校寮の建設の時などは、そういう困難を抱えている地域の人たちを労働力として積極的に雇用しています。また学校所有の土地の一部をコミュニティ農園として提供、特に苦しい生活をしている女性10人、男性2人の12人のグループが農園を耕作・管理しています。収穫した穀物はピース国際学校が給食の食材として買い取り、グループの人々の生活を支えています。グループの人たちは交代でこの農園の世話をし、当番でない日は別の仕事をして収入向上に努めることができます。コミュニティ農園の収入の半分はみんなで分配し半分はグループとして貯蓄しています。

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人々との絆を深めて

  昨年9月21日の「世界平和デー」には、ピース国際学校の職員、教師、生徒たちが平和のための行進をしました。ルワンダで初めてのこの「世界平和デー」の行進が始まると、その意義を聞いた地域の人たちが次々と行進に加わりました。今年は地域コミュニティや地方政府とも連携して、虐殺被害者のためにそれぞれが持てるものを持ち寄る、平和に貢献した人たちを表彰するなど、お互いに助け合おうというコミュニティの絆を深めるイベントにしようと企画中です。

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