2015年10月26日

【フィリピン】ファシリテーター・トレーニングキャンプ(2015)報告


 7月29日から8月7日、9名の参加者と共に、首都マニラやJIFHのパートナー団体ハンズ・オブ・ラブ・フィリピン(HOLPFI)の活動地、ミンドロ島にあるシド村とプエルトガレラに滞在させていただきました。シド村での4日間の滞在中、開発の手法の実践、村に住む原住民マンヤン・アラガン族の方々との交流、講義などを通して、それぞれが多くの気づきを与えられました。またリゾート地プエルトガレラに移動し、マニラで路上生活や性的虐待などで虐げられた子どもを保護し、都会から離れた環境の良い場所で社会復帰のためのリハビリをおこっている施設で二泊。そこで、都市部と地方の貧困の問題について学ぶことができました。(広島事務所:木村カナ)

以下、今回参加した、近藤さんからの感想です。

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【参加者の感想】
近藤史門さん(大学生)

 今回のフィリピンファシリテータートレーニングキャンプを通して、地域開発の現場を間近に見て、聞いて、感じて、体験できたことは何事にも代えがたい貴重な経験でした。お金やモノをあげるだけが支援ではない、ということは少し前からぼんやりと理解し始めていましたが、実際に現場でどのような支援が行われているのかまでは分かっていませんでした。

状況改善ではなく問題解決

 実際に現地スタッフの方々とも一緒に行動し、多くの考え方の違いなどと向き合いながら献身的に根気強く働いているスタッフの皆さんの姿を見、とても感動しました。たくさんのことを学ぶことができましたが、個人的には"状況の改善でなく問題の解決を目的とした支援"という考え方に特に感銘を受けました。

 改めて考えてみると、自分がこれまでに良かれと思ってやってきた事の多くも、実は一時しのぎでしかなく、実際には現地に依存の心を植え付ける行為だったのではないかと反省させられました。本当に自分はその地域や人々のことを分かってあげているのだろうかと深く考えさせられ、自分の未熟さも感じました。どうしても自分はフィールドにいると現地の方々に対して"こうしたらいいじゃないか""なんでこういうふうにやらないんだ" と思ってしまい、"あれをしてあげたい""これをしてあげたい"と思ってしまいがちです。自分が何かをやってあげたという満足感を感じたかったからなのかもしれません。

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信じて待つこと

 しかし、今回の経験を通して、本当に現地のことを思っているならば、現地の人々のためにきっかけを作り、あとは彼らが自力で成し遂げていくことを"信じて(辛抱強く)待つ"ということ、この大切さを現地で知ることができたことは自分にとって大きな糧となりました。

 今回のファシトレではコミュニティ変革の基本やファシリテーターとしてのコミュニケーション方法、聖書的世界観の重要性などを学ぶことができて、どうしたら"あげるだけ援助"から脱却できるのかを知ることができたような気がします。たくさんの貴重な経験をさせていただき感謝でした。

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