2015年04月16日

【コンゴ】地域を変える(元)避難民パメラの挑戦(2)


 JIFHの協力団体、コンゴ民主共和国のハンズ・オブ・ラブ・コンゴ駐在のジェローム・カセバが、プエトで行われている国内避難民による農業プロジェクトを1月に訪問しました。

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【写真:紛争で亡くなった兄の家族も支えるパメラさん(中央)】

【1月19日火】
 プエトの郊外にあるパメラの家を訪れました。奥さんと4人の子どもたち、そして紛争で殺害されたパメラの兄の子どもも一緒に住んでいました。かやぶきの小さな家で床に何も敷かずにこの勇敢な家族は暮らしていました。

「家賃は1ヵ月いくら」と尋ねると「7ドル」。そして彼は続けて答えました。

「何もかもきっと良くなると思うよ、僕たちは働き始めたからね」

 この言葉から私は彼の勇気と決断力と共に、他の人に大きな影響を与える素晴らしいリーダーシップを見ることができました。

プエトを開発していきたい

 同じ日の午後、私は避難民全員とミーティングをしました。プエトでの彼らの生活をもっと知りたいと思ったのです。ほとんどの人が子どもを学校に行かせたいと願い、自分たちの家を建てることを望んでいました。プエトは彼らが以前暮らしていた所と似ているので、元の村に戻るつもりはもうないと言います。ここは自分たちと同じ言語を話し、親戚もいます、また今年の4月、5月に収穫したとうもろこしや豆、ピーナツは貯蔵場所が必要なほどの収穫がありました。彼らに目標を尋ねると、もっと耕す土地を増やしたい、そしていつか自分たちの耕作用トラクターも買いたいと言っていました。自分たちの生活水準を良くしてプエトに開発をもたらしたいと彼らは付け加えたのです。

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【写真:プエト小学校】


【1月20日水】
 私は栽培されている作物をもっと見たいと思い、農場に戻りました。避難民は12エーカーの土地を耕し、主食のとうもろこしや豆、ピーナツを栽培しています。誰が土地を提供してくれたのか尋ねると、パメラは地方政府だと答えました。

「私たちはここの地方政府ととても良い関係にあります。私たちがプエトで良い働きをしているので、彼らは私たちに好意を持ってくれています。ルブンバシから時々指導員がきて、私たちがしていることを見にきます。この村での私たちの開発の活動について良い報告がされているからです」

 パメラに「日本の人たちに何か伝えたいことはありますか」と尋ねると「国内避難民の皆さんを代表して日本のハンガーゼロ・サポーターの皆さんにお礼を言いたい。またルブンバシで行われたセミナーでトレーニングが受けられたことを感謝している」と述べました。また「セミナーは私にとって人生のターニングポイントとなった。もし可能ならプエトでも同じようなセミナーを持ちたいと願っている。日本の皆さんに私たちがしていることを見て欲しい、どんな生活をしているかを知って欲しい」と彼は付け加えました。

結果をみて確信

 農場で大きなマンゴの木の周りに集まって話し合った時、「はじめてVOC(※以下参照)について聞いた時、私たちはパメラが嘘をついていると思いました」という声が返ってきました。「こんなに大勢の人たちが、一緒に働くために集まるとは思えなかったんです。でもあなた方や地域のリーダーに助けてもらってやってみて、そして結果を見た時私たちは、はっきりと確信を持つことができました。今私たちが耕作している地域は、昨年の倍の面積があるんですよ」。私はプエトの避難民への支援と指導があればもっと多くの結果を出すことができると感じました。

※VOC(ビジョン・オブ・コミュニティ)=地域を変革するためのビジョン

 ハンズ・オブ・ラブ・コンゴは避難している人のために、貯蔵庫を一つ借りました、そして豚、ヤギなどの飼育を始めています。プエトはたいへん良い開発の場所になり、神のみ国の建設を実現する場所となるでしょう。

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【写真:ジェローム(左)とパメラさん(右)】

 それには私たちの継続的な支援を必要とします。農場プロジェクトは、確かに国内避難民の生活を変える一つのステップとなってきています。


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