2015年04月10日

【コンゴ】地域を変える(元)避難民パメラの挑戦(1)


 JIFHの協力団体、コンゴ民主共和国のハンズ・オブ・ラブ・コンゴ駐在のジェローム・カセバが、プエトで行われている国内避難民による農業プロジェクトを1月に訪問しました。避難している人たちは避難先のルブンバシでとても貧しい生活をしていました。サポートがなければ1日1食さえままならず、1人の子どもを学校に行かせるのもむずかしい状態でした。しかし1年前に農場プロジェクトをスタートさせて以後、現在は1日に2回食べられるようになっています。このプロジェクトは、プエトで避難民たちを変革し、生活を変える大きな一歩となるでしょう。

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 プエトはコンゴとザンビ アの国境にあるムウェロ湖に近い 村で、人口は約2万人です。私はここでハンズ・オブ・ラブ・コンゴが支援している国内避難民による農業プロジェクトを訪問しました。そこで最も感激したのは、パメラと再会できたことでした。

 パメラは2013年に、住んでいた村を略奪者に襲われ、国内避難民として136人の村人と共に450㎞離れたルブンバシに逃げてきていました。同年ルブンバシで行われたVOCセミナー(JIFH主催)に参加した後、避難の混乱の中で別れ別れになってしまった家族を探し、再会を果たして戻ってきました。そしてセミナーで学んだことを、避難民の仲間と共にここプエトの農場で試してみる決心をしました。プエトは、農業プロジェクトに必要な降水量が一年を通してある地域だからです。

 しかしパメラが避難民の仲間にVOCセミナーで教えられたことを話しても、あまりよく理解されないまま、わずかな人数の仲間と農業を始めました。それが2014年の末には、130家族が参加するようになったのです。パメラの努力によってVOCの考え方が力強く伝えられたこと、そしてハンズ・オブ・ラブ・コンゴや地方政府によってそれが支えられたことを感謝します。

これは誰の農場?

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【1月18日月】 
 朝、パメラが私と地域のリーダーを彼らが働いている農場に連れて行ってくれました。そこはザンビアとコンゴの国境近くにありました。訪れた村で、私たちは延々と緑が続くとうもろこしのプランテーションを通り抜けました。私は驚いてパメラに「これは誰の農場?」と尋ねました。パメラは照れたような笑顔で「国内避難民のものです」と答えたのです。私は嬉しさと同時に、その農場の広さと作物の品質の良さにショックさえ受けました。そしてその成果を大いに喜びました。歩く道すがら避難民たちが、地元の農民と一緒に朝早くから働いているのを目にしました。

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 次にプエトの近くの村から避難してきていた女性の1人に出会いました。このプロジェクトに参加したきっかけを尋ねると、彼女は「すべてはパメラがルブンバシからプエトにきた時に始まりました。パメラはルブンバシで参加したセミナーから素晴らしいアイデアを私たちに持ち帰ってくれました。彼が戻って来るまでは避難してきている人々は自分たちだけで畑をし、私たちは他のNGOの寄付を頼りにしていました。でもパメラがVOCを私たちに分かち合ってくれて、一緒に働くことそして考え方を変えることで、生活者が変わると気づきました。それで私はこのグループに加わることに決めたのです」

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 彼女は以前はとても不安でしたが、今はこのプロジェクトによって彼女の人生が変えられることを確信しているのでもう心配していないと言っていました。

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