2014年08月28日

「一週間たってようやくです」被災者の声


 広島市安佐南区八木の活動現場で、被災された坂東和代(50代主婦)さんにお話を伺いました。ここのお宅ではボランティアチームによる泥だしが行われています。  「あの日(8月20日)は、夕方から雷と雨が凄かったのですが、夜の12時過ぎには小降りになったので床に就きました。でも夜中の3時半頃に主人が何か大きな音を聞いたといったのですが、そのまま寝ていました。そうしたら4時過ぎに外で人の声がするので起きて窓を開けてみたら、家の前の道が泥の海のような状態になってびっくりしました。それでも、近くの八木用水(農業用水路)がまた氾濫したのかな程度に思っていたのですが、だんだん明るくなるにつれて、これはいつもと違うと思いました」
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坂東和代さんと功一さんご夫妻、背後でボランティアチームが庭の泥出し

 いつもの氾濫でないことは、その直後にご主人の功一さんが停電の中、タブレットPCや携帯のワンセグ放送で確認、山側に近いところに甚大な被害が出ていることがわかってきたとのこと。
 その後で娘に友だちから電話がかかってきて「私のベットから空が見える、家の真ん中を土砂が通過して、向こう側にはおじいちゃんが見える」と聞いた時は本当に驚かれたとのことでした。幸いお友達家族は全員無事であったとのことです。
「ようやく片付けが始まったのは昨日の火曜日くらいからです。泥はギリギリ床下までで止まりましたが、家の敷地内は沢山の泥が堆積して、私たち家族(ご夫妻と娘さん)だけでは、これはどうすることも出来ないと思っていました。そんなとき、こちらのボランティアチームの方から声をかけていただいて、昨日からさっそく泥の片付けを始めていただきました。本当に助かりましたし、こんなにも早く泥出しがはかどるなんて思いもしませんでした」
 ご主人は、被災以来ずっと会社を休み続けているとのことで「この1週間は行政はまったく機能していませんでした。だから、ほとんど何も手つかずのまま一週間を過ごしていました」と行政の対策の遅れへの不満を語っておられました。
 幸いにも坂東さん家族は、土石流が押し寄せた八木地区でも下流であったために、家も家族も無事でしたが、徒歩で3分ほど上った地域はあちらこちらの住宅が土石流で家が完全に押し流されたり、車が原形を止めない状態であったり、家の中が土砂で埋まってしまったりと、ここが最大被害地であることが改めて思い知らされます。
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一週間以上たっても山からの水が流れ続けています。行政がこの水をなんとか下水に流す工事を続けています。
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1階が土砂で埋もれたマンション前で自衛隊、消防、警察の合同で捜索が続いていました。右は別の集合住宅の内部の様子
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 当機構は、これからも被災者の皆様に寄り添いながら少しでも生活再建が進むようにお手伝いさせていただきます。引き続きお祈りとご支援をお願いいたします。
 引き続きボランティアを募集しています。ボランティアは午前中のみ、午後のみでもできます。一日の場合は9時半頃から4時半頃まで、休憩時間や昼食時間もあります。参加を希望される方は、作業に伴う服装や長靴(長めのものが望ましい)、マスクなど各自でご用意ください。宿泊もできるボランティアセンターもあります。参加希望者は、広島事務所082−546ー9036まで事前連絡をお願いいたします。


郵便振替は、00170ー9ー68590 日本国際飢餓対策機構 「広島土砂災害」と必ず明記ください。

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