2013年11月26日

吉田・サマール島ヘルナニ市調査報告


 11月24日の日曜日にサマール島ヘルナニ市を訪問した吉田から報告が届きました。


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 11月24日にサマール島沿岸部の地域をソリト牧師と訪問しました。(注:JIFHスタッフは安全確保のために単独行動は避け、信頼できるパートナーと行動しています)とくに被害の大きかったのはヘルナニ地域です。人口は約1万4千人。12のバランガイを形成しているこの地域では現在までに82人の死者が確認されています。

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かろうじて原形をとどめていた家、写真の少女マイマイは高潮が家に襲ってきた時、家の柱に数時間ひっしにしがみつき、助かりました。


 街の建物の80%は台風の風と海からの高潮で壊滅状態にあり、田んぼも海水による塩害で今後2、3年は作物を作ることはできなくなりました。収入確保ができなくなった農家(日雇い農夫も含め)にとってこれは深刻な問題と思われます。また、漁民も船や漁具を失い大きなダメージを受けています。


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被災者の話を聞く吉田(左端)一人おいてフィリピン人のソリト牧師


 この地域にあるキリスト教会のサム牧師を訪ねました。サム牧師は被災直後から積極的に地域の人々ために動いており、私たちが訪問したとき、彼の家には家を失った4家族が共に生活をしていました。2日前までは8家族が避難し、30人近くの家族が家中のいたるところで雑魚寝状態が続いていたそうです。

 物資の配給などのこれまでの支援活動は、サム牧師の妻がヘルナニ市の職員でもあるため、教会と市との協力で進められています。現在、サム牧師は市長をはじめ、特に深刻な被害を受けた10のバランガイキャプテン(各区の代表者)と協力しながら被災者をフォローするために奮闘しています。

 その中でいま住民は自分たちの家を修復することを最優先に取り組んでいます。しかしながら、釘や木材を買うお金がない人々は、拾ってきた瓦礫や古い釘を集めて、どうにか強い日差しや雨風をしのげる程度の補修をするのがやっというのが実情です。

 そこでJIFHとして、これを助けるためにヘルナニ地域の特に貧しい約100家族分に対して、釘のセットを提供することにしました。配給については、市や地域の代表者と支援活動を続けているサム牧師に委ねました。サム牧師は「これは地域再建に助かる。とくに貧しい人々にとっては大きな助けとなる」と喜んでくださいました。

 私と稲本は明日もう一度セブ北部に向かう予定です。

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左からサム牧師、マイマイちゃん、ソリト牧師

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