2013年05月09日

【支援者の取組み】カンボジアの将来に希望を与えている豆乳支援(キリングループ労協)


 キリングループ労働組合協議会は、酒類や清涼飲料、医薬品や食品などを扱うグループ各社の労働組合が加盟(現在18組織)するいわば組合の組織として1971年に結成されました。同労協では組合員の地位向上にとどまらず社会貢献活動も取り組みの一つに掲げています。その一環として、当機構を通じ1992年から2007年までバングラデシュの子ども病院への粉ミルク支援、2008年からはカンボジアの現地協力団体ハガルへの豆乳支援を継続してくださっています。同労協事務局長の山本光彦氏に支援への取り組みについてお伺いしました。

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【2011年のカンボジア・ハガル学習センター視察の様子】


Q.2011年に豆乳を支援しているカンボジアの現地NGOハガルの視察に行かれましたが、いかがでしたか?

山本 カンボジアへは事務局を含めた各労組からの参加者12名で行きました。現地を訪れて、豆乳支援は三つの点で効果的であることを確認することができました。一つはハガルのコミュニティ学習センターで豆乳の提供を受けた子どもたちの栄養改善が目に見えて進み、勉強意欲の向上になっているということです。もう一つは学校に豆乳を提供する工場で女性たちの雇用促進につながったことです。三つ目は、この支援は将来のカンボジアを支える人材の育成に貢献していることです。

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【現地で子どもたちに提供されている豆乳】

Q.視察に参加された組合員さんからはどのような感想が聞かれましたか?

山本 私もその一人なのですが、よく聞いたのが、厳しい貧困の中でも、生き生きと明るくそして希望をもっている子どもたちの姿に驚いたという声でした。ある組合員は「あの子どもたちを見ていると自分たち日本人ははたして幸せなのだろうか」と考えさせられたとの感想を寄せていました。

Q.そのようなある意味嬉しいリアクションというのは、現地視察ならではのものですね。

山本 ええ、そうだと思いますし、自分たちが集めた募金(愛のカンパ活動)が現地の人々に様々な形で役立っていることを知って、豆乳支援を続けて本当に良かったと実感できました。キリンは飲料や食品を扱うメーカーなので、豆乳という食品がしっかりと活用されていることに、募金した組合員からも意義がある支援と受け止められて「これからも続けよう」との声になっています。

Q.愛のカンパ活動はどのように行われているのでしょうか。

山本 愛のカンパは、グループ労協に加盟する18労働組合と友好労組が6月と12月の年2回、組合員に呼びかけて行います。6月は国際社会貢献として、この豆乳支援のため、12月は国内の様々な地域社会を良くする働きのために、各労組との連係でそれぞれの支援を実施しています。集め方は、労組毎に募金箱や募金袋の配布などで実施しています。

Q.グループ労協の役割について教えてください。

山本 はい。労協とはキリングループに加盟する各労働組合の連絡協議会で「グループで働く仲間とその家族の人間性を尊重し、全員の幸せを実現する」という運動理念があります。そのために労組間の情報交換、人の交流を行います。それと共に、このグループの組織力を社会貢献にも役立てていきたいという使命も掲げています。年間200万円を越える豆乳支援も、グループで取り組めるスケールメリットだから実現できていると思います。

Q.ゴールデンウィークに再度カンボジアに行かれますね。

山本 前回の訪問がとても良かったので、組合員から一部負担でも行きたいとの声があり、再度訪問となりました。沢山の組合員が参加希望を出すので絞り込みが大変なんです(笑)。それだけこの支援に高い関心を寄せてくれていることは、労協としても嬉しいですね。参加者にはそれぞれ気づきを持ち帰ってきてもらい、皆さんにフィードバックしていただきたいと願っています。

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【キリングループ労協・立石勉議長(左)と山本光彦事務局長(右)】


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