2013年05月07日

【コンゴ】問題克服への新しいアプローチ


 2013年3月末に親善大使のソン・ソルナム氏、清家と共にコンゴを訪れたジェロームスタッフの報告です。

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【写真:国内避難民のリーダー・パメラさん(左)とジェローム】

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 私たちはコンゴの教会だけではなく、老人ホームや地方の学校・孤児院、ストリートチルドレンのための施設などを訪問することができました。そして様々なグループのリーダー、特に困難の中にある人々に手を差し伸べている方々と話し合う貴重な機会を与えられました。

 またコンゴの首都キンシャサでは、政府高官とも意見交換をし、この国が直面している様々な問題の解決には、新しい形のアプローチが必要であることを話し合いました。私たちはJIFHが、人々の身体の必要だけではなく心の必要にも焦点を当てて取り組んでいることを説明しました。

 私は、この国にはコミュニティーの問題に前向きに取り組み、周りに影響を与えていく力とビジョンと、強いリーダーシップが必要であると感じました。コンゴには様々な社会的な問題があります。子どもの教育問題、捨てられた子どもたち(ストリートチルドレン)、内戦や部族同士の争いによって精神的に傷ついた人々の支援などの問題です。

 私たちは、鉱山の町であるルブンバシで国内避難民となっている136人の人たちが、小さい建物の中で非常に悲惨な状況で暮らしているのを目にしました。そのうち90人が2歳にもならない子どもと共に、何も敷かない床で眠っているのを見てショックを受けました。彼らは、「バルバ族によるバベンバ族とバゼラ族に対する迫害から逃れて、昨年12月からルブンバシの郊外で暮らしているけれど、地域の自治体からは何の援助もない」と語っていました。

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【写真:厳しい状況が続く国内避難民の皆さん】

 パメラというリーダーにこの紛争について尋ねたところ、敵対する部族によって、彼の二人の兄弟も殺されたということでした。この悲しい話を聞いた後、この避難民のうち、薬を買うことが出来なくてすでに二人の人が亡くなっていることも知りました。ここにいる人々には食べ物や薬、そして家族とともに住む場所が必要です。全員が元いた村に帰ることを望んでいますが、危険なために帰ることができません。安全が確保される前に帰れば殺されてしまうかもしれないからです。

 救済に立ち上がった地元教会

 これらの人々の問題に対する私たちの最初のアプローチは、まず彼らが現在住んでいるルブンバシにある教会と彼らとの関係を構築することでした。私たちはこれらの人々と「グレース エバンジェリカルチャーチ ゴッド イズ アライブ」という地域の教会との橋渡しをすることが出来ました。そして、聖書に書かれている困難の中にある人々を助けるという教えを実践するよう教会を励ましました。教会はこれに応えて、この避難民の人々を定期的に訪問し、また日曜日に教会に来て励ましを受けられるよう、限られた資金の中でこのうちの30人の送り迎えの費用を負担しています。

 コンゴの紛争状態が終結し、人々が平和に過ごせるようどうかお祈りください。また、地域の教会が国内避難民に食べ物、清潔な水、そして眠る場所を提供できるようご支援ください。私たちが出会った136人のうちおよそ40%が子どもです。したがって伝染病の発生を防ぐために衛生処置が緊急に必要です。特に子どものマラリアやコレラの感染を防がなければなりません。

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 JIFHは7月から本格的に支援活動を始めます。また地域のリーダーを対象にVOCセミナー(共同体のビジョン研修)を行い、現地の人々が主体的に問題解決に歩み出せるように応援していきます。6月にはジェロームスタッフをコンゴ駐在西アフリカ担当として派遣します。ぜひハンガーゼロ・サポーターとなってぜひご支援ください。

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