2013年03月09日

震災から2年、JIFHは支援を継続、応援ください!


 311日で東日本大震災から2年をむかます。被災されたみなさまにいま一度心よりお見舞い申し上げます。

 日本国際飢餓対策機構は、東日本大震災で被災された人々に対して、仙台に設置した活動拠点をベースに物資配布などの緊急支援、避難所への慰問(親善大使派遣)、スタッフ、ボランティアの長期派遣などを進めました。そうした活動は、みなさまからの支援(海外も含む)が大きな力となりました。当機構は震災後に、仙台市青葉区に東北事務局を開設し、支援活動を継続しています。その中からいくつかの活動を報告します。

(1)被災住民の生活再建支援  「置き薬プロジェクト」

協力企業の中京医薬品(仙台市内にも営業所)と共に仙台市と名取市の約600世帯の仮設住宅入居者(一部借り上げ住宅も含む)を対象に、2011年6月から今年7月までの2年にわたり、家庭用常備薬(風邪、頭痛、腹痛、湿布、目薬など)の無償提供を継続中。利用者は必要に応じて何度でも薬の補充を無償で受けることができます。このプロジェクトは、健康維持のための薬代の負担軽減と高齢者の方々への定期的な訪問(中京医薬品)による健康状態の確認などを目的としています。薬箱設置の際には、緊急用保存食として「パンの缶詰」(パン・アキモト)と生活用品支援キット(サマリタンズパース)も提供しました。

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若林区内の行政の借り上げアパートで暮らす鈴木梅子さん(70)は、若林区の荒浜(深沼)地区の自宅が流出。現在の住まいで避難生活を始めた頃に、当機構が同区卸町に設置していた生活支援物資倉庫に来られるようになり、食料品や日用品などを求めてくださいました。「ほぼ毎日行かせていただきました(笑)、なーんにも無かったから。とくにお米や野菜助かりましたし、置き薬も大変助かっています。震災の年は頭痛薬とか湿布、風邪薬とかよく使わせてもらいました。有り難いです。パンの缶詰も美味しかったですし、フライパンなどの日用品も助かりました。とにかく(震災の事を)あんまり考えないようにして、自分のからだを大切にして毎日楽しく暮らすことを心がけています」と語ってくださいました。(2月28日に訪問)

(2)地元の復興支援拠点による被災者支援

 震災後に生み出された亘理聖書キリスト教会(熊田康之牧師:宮城県亘理郡亘理町)では、被災地の復興支援拠点として現在も週1回のペースで、近隣の仮設住宅で焼き鳥などの炊き出しが行われています。また、国内外からのボランティアを受け入れて、励ましのコンサートやイベントなども適時続けています。加えて、地元の主産業に従事する漁師支援として、人的な応援や漁具支援を進めています。

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3月1日 亘理町にある仮設住宅(中央工業団地)での炊き出しに参加。この日は春一番を思わせる冷たい強風の中でしたが、仮設住宅のみなさんにお馴染みの焼き鳥熊ちゃん(右写真・熊田牧師の愛称)とあって、昼時にたくさんの方々が焼き鳥丼を食してくださいました。その中のお一人佐藤和子さん(右写真)は「熊ちゃんの焼き鳥本当に美味しいから、もう1回来て並びます。この2年は長いような気もすんけんど、私は仮設の集会場で行われるボランティアの催しなど、とにかく何でも参加します。作りものとかも楽しいし、時間を有効に使える気がするの、こんど(3月10日 亘理聖書キリスト教会)の森祐理さんのコンサートも行くっちゃ!」と。亘理聖書キリスト教会では、こうした焼き鳥の炊き出しを通じて、人々と温かい交流をしながら、励ましコンサートなどでの心のケアも続けています。「焼き鳥1回するのに経費(約3万円)がいります。ぜひ応援お願いしまーす。そしていまの被災地を見に来てください。事前に相談していただければ私が案内しますよ」(熊田牧師)。同教会では、ボランティアが宿泊できる設備も備えている。震災を風化させないためにも、被災地からの「見に来て」の声に応えたい。

 また宮城県の南三陸では、中澤竜生牧師らが地元地権者からの要望に応える形で歌津町に新たな大型地域コミュニティーセンター(イラスト参照)が計画され、この実現のために当機構と韓国飢餓対策機構が力を合わせて協力しています。

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歌津町の少し高台の約3000坪の敷地内に建設予定のコミュニティーセンター。震災後の地道な支援活動を通じて地元の人々から厚い信頼を寄せられている中澤牧師に「ぜひ地域の交流の場をつくってほしい」との声に応えて計画が進められています。パネル工法をつかうことで柔軟な設計と工期短縮が可能だといいます。南三陸町を支えるキリスト者ネットワークでは、すでに昨年6月に「愛・信望館」を開設し、とくに地域の青少年が安心して遊べる場所として活用されています。

(3)放射能汚染に苦しむ福島の人々への支援

 当機構が人的な面で応援している「ふくしまHOPEプロジェクト」では、外で自由に遊べなくなった子どもをかかえる家族に対して、福県外の安心出来る場所で保養できる短期キャンプの実施や保護者同士の交流を通じての情報交換や励ましの場の提供を行っています。3月末にも保養プログラムが計画され当機構も運営を応援します。

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ふくしまHOPE02.jpgのサムネール画像

(4)こころのケアによる支援

 上原令子さん(ゴスペルシンガー)、森祐理さん(福音歌手)、ソン・ソルナムさん(韓国の著名フルート奏者)の当機構親善大使による、被災地での慰問コンサートや日本各地の支援イベント等の活動はこれからも継続します。厳しい試練や痛みの中にある人々にとつて肉体的な必要(食料や生活物資など)とともに、生きる喜びや希望がもてるように励ます心のケアは、もう一つの大きな力となります。

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3月9〜10日に宮城県の山元町、仙台市、亘理町、名取市でコンサートを開く森祐理さん。3月16日には、大阪クリスチャンセンターで第2回東日本大震災復興支援のつどいにも出演。この集いでは、当機構の清家常務理事、中澤竜生牧師(南三陸町を支えるキリスト者ネットワーク)が東北での活動について報告も行われます。(参加無料、支援募金あり)

また親善大使だけでなく、様々なアーティストによる支援イベントも続けられています。この3月23日から4月7日まで韓国からゴスペルデュオの「宝を入れた土の器」が来日、東京、千葉、埼玉、神奈川などで東北支援コンサートが行われます。(当合わせは東京事務所まで)

  

どうぞこれからも東日本大震災被災者を覚えて継続的な支援をお願いします。かつてない大震災から2年、復興に力強く歩み出された方々もおられますが、置かれた厳しい状況により、半歩前進にさえ大きな負担を覚えておられる方々も多くおられます。日本国際飢餓対策機構は、これからも様々な形で、一人ひとりに寄り添うという思いを大切にし、とくに支援が届いていない方々に愛の手を伸ばし続けていきます。そのために、みなさまからの支援や様々なご協力をお願いいたします。もちろん、世界の飢餓問題、ハンガーゼロ、子どもたちへの教育支援も手を緩めることなく続けていきます。

「わたしから始める、世界が、東北が変わる」どうか宜しくご支援お願いします。

東北支援の募金受付はこちらまで http://www.jifh.org/joinus/support/#02_01

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