2012年12月21日

【フィリピン台風】支援活動にあたる地元の教会


 日本国際飢餓対策機構は、現地パートナーのハンズ・オブ・ラヴ・フィリピン(HOLPFI 酒井駐在員)、韓国飢餓対策機構(KFHI)と協力しながら、被災された方々への支援を行っています。また被災地域でもっとも強いネットワークをもつ教会のグループであるCAMACOP(Christian and Missionary Alliance Churches of Philippines)とも連携しながら支援をしていきます。彼らと協力しているのは、当機構の海外駐在員である酒井が被災地で行われた最初の会議に出席した際に、CAMACOPは今回の支援を教会とその信者の支援だけでなく、できるだけコミュニティ全体への支援につなげてい きたいとその方針を語られました。それはまさに私たちの理念と一致しています。彼らの活動レポートが届きましたので、一部紹介いたします。

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私たちはまずコンポステラ・バレー州にある被災したアライアンスの教会をいくつか訪問し、
被災状況を確認していきました。このモンカヨにあるナボック教会は屋根が吹き飛び、
壁も破壊されていました。(下写真参照)

naboc ch1.jpgnaboc ch2.jpg

しかしながら、これほどまでに被災したにもかかわらず、この教会は支援物資の配給センターとなって
地域の方々に物資を配っています。(下写真参照)

naboc_church_distribution_center.jpg

続けて、ユニオン・アライアンス教会に寄って状況を調査。
この教会も屋根全てが台風ボーファの強風でふきとばされ、牧師館も一部損壊していました。

union_alliance_church1.jpgunion_alliance_church2.jpg

それからモンカヨにあるCAMACOPの中心的な教会、
モンカヨアライアンス・ゴスペル教会も被害を免れませんでした。
台風の暴風で屋根全体が飛ばされ、教会堂の正面だけが残っています。(下の写真)

frontage of the church.jpgwhole roof came down.jpg

モンカヨ教会の方々が経験した最大の打撃は台風ボーファの猛威だけではありませんでした。
この教会は2012年の10月に改築を終え、11月には感謝のお祝いをしたばかりだったのです。
感謝祭の数週間後、今回の台風がこの教会を襲い、きれいに改築されたばかりの教会堂を破壊したのです。
何カ月もかけて改修し、建てられたものが倒壊するのに、ほんのわずかな時間しかかかりませんでした。

その光景を見て人々は涙を流し、ある者は激しく泣きましたが、共に痛みを分かち合いながら乗り越えようとしています。
12月13日に私たちが教会を訪問した日、台風により教会の方々の中にも数人の家が半壊または全壊したことを
報告していました。亡くなった方のいる家族もありました。しかし、最大の問題は台風による被害があまりにも大きく
広域にわたっているため、生活の再建には、この先何年もかかるだろうということです。

CAMACOPはミンダナオ島北東部教区(NEMD)を通して他の教区教会、組織や個人から送られた支援物資を
台風ボーファ被災者に届けました。エリセオ・セラノ牧師が今回の緊急支援活動を指揮しています。

12月14日、エリセオ・セラノ牧師はCAMACOPに所属するうちの25教会が被災し、うち16教会が全壊、
9教会が半壊したと報告しています。さらに、セラノ牧師によるとCAMACOP所属の932家族が被災したとのことです。
CAMACOPはミンダナオ島北東部教区(NEMD)を通じてこれまでに支援パックを570配布しました。
現地教会と他の団体は同地域で375パックを配給したとのことです。
支援物資はCAMACOPに所属していない方々に配給されました。これからも支援活動は継続されます。
私たちは住民の方々が2013年の1月には地域に戻ることを願っています。

コンポステラ・バレー州・ナブントゥランにあるNEMDの教区事務所は支援物資の荷づくりと配布の中心となっています。
ボランティアは(CAMACOPスタッフと会員)は、協力しながら支援物資を袋に詰めていきます。

packing and distribution of relief goods.jpg

台風ボーファはミンダナオ島南東部の被災地で甚大な破壊をもたらしましたが、私たちは主にある希望と命を信じています。
ですから、台風がもたらしたこの破壊と廃墟から人々が再び立ち上がるという希望を持っています。
私たちは今回の災害に対してあらゆる支援を行っていますが、ここフィリピンと海外の諸団体からの助けが必要です。
私たちの次のステップは復興に向けてのプログラムを準備することですが、私たちの財政は限られていますので
皆様からのご支援が必要です。

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【写真:現地支援の指揮をとるエリセオ・セラノ牧師】


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これはあくまでCAMACOPという教会グループだけの報告であり、
その他にも多くの教団の諸教会が同じように被災しています。

またNDRRMCの12月21日発表の報告によると、避難生活を送っている人々は現在約83万人。
しかし、避難所の数は43箇所しかなく、避難所の中で生活を送れている人々は1万人ほどしかいません。
82万人もの人が今も避難所の外で生活をしています。

過酷な状況の中でクリスマスを迎えるフィリピンの人々をどうか知ってください。
今年のクリスマスは浪費、贅沢を慎み、台風により被災された方々に愛の手を差し伸べてください。
皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

【WEBから今すぐ募金】
http://www.jifh.org/joinus/support/#02_03

【募金受付】 郵便振替 00170-9-68590 日本国際飢餓対策機構
※記入覧に必ず「フィリピン台風」と明記

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