2011年09月06日

東アフリカの飢餓―現地視察のためスタッフ派遣


60年に1度と言われる大干ばつにより東アフリカ・ソマリアから、隣国ケニアのダダーブ難民キャンプへの流入が止まらない。
道中で子どもを見捨てざるを得ない親、たどり着いても入れないキャンプ、増えていく子どもたちの墓―。

東アフリカの危機的な状況を受け、9月12日から22日まで当機構常務理事の清家とハンガーゼロ特別大使・秋元義彦氏(パンアキモト社長)が現地視察のためにケニアを訪問する。現地での様子は今年の世界食料デーにおいて報告予定。


(現地の状況:以下、東京新聞2011年9月4日記事から)

ダダーブで支援活動にあたってきたUNHCRケニア事務所の箱崎さんは、ある日、ソマリアから数百キロを2週間以上かけて歩いて来た若い女性に「歩けなくなった幼い子供を道端に置いてきた」と打ち明けられた。彼女はもう一人子供を抱えていて、弱った子供の面倒を見ていればキャンプに着く前に共倒れしてしまうからだ。

これは特別な例ではなく、子供が親に見捨てられるケースが多発している。警察に保護されてキャンプで親と再会した子などは、幸運な方だ。置き去りにされやすいのは、赤ん坊を除いた次に幼い子だという。

当初九万人を想定してUNHCRが建設したキャンプには現在、約四十四万人の難民が居住。キャンプには1日あたり千二百~千五百人が流入し、受け入れに一カ月以上かかる。あふれた約三万人が自前の布切れやUNHCR支給のビニールシートでドーム型テントをキャンプの外に張る。数キロ先まで直径3メートルほどのテントがびっしりと広がっている。

キャンプの外のあちこちに数十ごとの土葬の墓ができている。どれも明らかに小さく、子供の大きさだ。道中で亡くなった子の墓もあるという。墓が増えるにつれ、最後にはテントの隣に達してしまった場所もある。

キャンプの外でも食料は支給されるが、問題は水。キャンプ内ならどのテントからも数十メートル以内に給水所が設置されているが、外では最大二時間の距離にある。小さな子供たちが十リットルのタンクを抱え何度も往復する。

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