2011年04月26日

避難所に出向いての衣料配布をスタート


 4月26日、特に沿岸部に甚大な被害が出ている仙台市若林区今泉の小規模避難所「JA六郷」「六郷市民センター」の2ヶ所に出向き衣料配布を行った。

 今回の衣料配布は、避難所のサポートを続けている地元民声委員の黒須氏からの要請に応えたもので、日中に所用で外出している被災者の方々が戻る夕方6時以降の時間帯に合わせて行った。とくに女性物の新品衣料(韓国から当機構へ提供品)を配布したこともあり、女性の方々が多く集まった。また、子ども用の古着も合わせて用意した。配布にあたっては倉庫担当のボランティアがあらかじめ、種類、サイズ、性別、年齢別にできるだけ細かく分類して、選びやすいように工夫するとともに、被災者の方に対面形式で声をかけながら選んでいただくようにした。
 六郷市民センター1.jpg
 六郷市民センターで衣料を受け取られた30代の主婦は「家族は間一髪で津波から逃げることができましたが、子どもが目の前で人が命を落としていく悲惨な状況をみています。とくに地震直後は余震もあってかなり不安定な状況が続いていました。住んでいた藤塚も海から近く、ほとんど壊滅状態で私たちの自宅兼作業場も完全に流されてしまいました。主人は製本業を自営で行っていましたが、作業場も流され、また入れ替えたばかりの機械もダメになり、そのリース物件の大きな支払いが残りました。自宅のローンは保険で相殺できるかもしれませんが、製本業は廃業するしかなく今後の生活設計のめどはまったくない状態です。これが自営業の怖さというか、何かあった時は全部背負わなければならないんです。主人は仕事がないので、瓦礫撤去からでもするしかないか、といっています」と現在の苦しい状況を説明された。
 またご主人からも「いま一番必要なものは正直なところ当面の生活資金です。しかし仙台市の対応は、市の規模が全然ちがうこともあるのでしょうが、隣の名取市などに比べると被災者への対応は遅いです。地震後40日を経過してやっと義援金の配分決まったところです」と行政の対応に対する不満も聞かれた。
 当機構は4月末まで、こうした避難所に出張しての衣料配布活動を継続する予定。

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