2011年04月18日

焼き鳥の香りにそそられて立ち話も和やかに


 4月12と13日の二日間にわたり石巻市内の鹿妻小学校付近や牡鹿半島の荻野浜小学校(避難所)、峰耕寺(避難所)の3ヶ所で、焼き鳥丼や温かい汁物、コーヒーの炊き出しが当機構と多数のボランティアで行われた。

 今回のメインメニューとなった「焼き鳥丼」は、宮城県下で焼き鳥屋を経営する熊田さんが企画、当機構はその具材調達を行った。またこの炊き出しには、キリスト教団体から参加しているJECAなどの複数のグループも参加、丼に合わせて「レタス卵汁」「豚汁」「手作りクッキー」「コーヒー、紅茶」などを被災者に味わっていただいた。
 愛知から参加したボランティアの山本愛さんは「初日は私たちも準備や整理券方式などで戸惑いもありましたが、少し時間のかかる焼き鳥丼150人分を食べていただくことができました。みなさん美味しいといって、とても喜んでくださいました。温かい汁物やコーヒーも喜ばれました。嬉しかったのは、炊き出しを行った場所のすぐ隣の方が私たちのためにお茶を出してくださったり、車のナンバー(他府県)をみて、ありがとうって声をかけてくださる被災者の方々もいて、焼き鳥をまっていただいている間にみなさんとよくお話できたことです」と焼き鳥を待つ時間が被災者とのふれあいの場にもなったと説明。
 また、二日目の牡鹿半島の荻浜小学校では、避難者に合わせて80人分の焼き鳥丼と豚汁を提供したが「食べて下さった被災者のとくに年配の男性の方々が私たちのところに来てくださり、お礼とともに、また来て欲しいって言われました。それには避難所を運営しているスタッフが、こんなリクエスト初めてです、と驚いておられていました」(同山本さん)と説明。前の日から準備をしていた熊田さんやボランティアのメンバーにとってもこの言葉は忘れられない。
 「私、皆さんにお名前は何んておっしゃいますかって被災者の方に声をかけるようにしました。その時、私の名前は愛ですといったら、愛ちゃんかぁ!ってにっこり笑ってくださるんです。ですから、はい、愛情の愛です!って応えました」(同山本さん)焼き鳥を囲んで被災者とボランティアの微笑ましい会話が弾み出す。それもまた心のケア。
 「焼き鳥丼おかわり!」嬉しいことばをいただいた。それにはできれば応えたいが、そうしなくてもよい日のために今は一人でも多くの被災者に全力を注ぎたい。
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