2011年03月22日

気仙沼で聞いた奇跡的な母と子の救出劇


吉田スタッフ(仙台から)

21日に被害状況や今後の支援活動の調査のために、大津波が押し寄せた沿岸部の気仙沼にいくらの救援物資を車に積んで入った。その時、気仙沼にある愛耕幼稚園で本当にパニック映画のような奇蹟的な救出劇をきいた。

同園に児童を通わせているお母さんは2歳の子どもを乗せて車を運転中、津波に遭遇。ものすごい勢いで迫る津波に車ごと飲み込まれた。その時、目の前に津波に飲み込まれた多数の車が押し寄せてきて、運転していた車と激突。その衝撃でフロントガラスが割れた。
母はそれにひるむことなく、息子を抱きかかえて、割れたフロントガラスから脱出し、車のボンネットに乗った。
その時、ちょうど二階建ての家に流れつき、2階に避難していた家族に見つけられ助けられたという。まさに、九死に一生を得た母と子の救出劇であった。
ほかにも津波で家ごと流されていた家族が、牛丼店にぶつかり、そのわずかな瞬間に屋根に飛び移って全員命が助かったという話もきいた。
あの大津波の瞬間、この子のために、この家族のために、なんとしても生きようとする人たちの姿がフィクションではない瞬間があったのだ。

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