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NO.237(2010.4)

真の豊かさを生きるために

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NO.236(2010.3)

第3の波の担い手として生きる
~2050年までの世界を見据えて~

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「終わり」そして「始まり」の転換期を迎えて

NO.234(2010.1)

喜び生きる人生のモデル

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人類を襲う食料危機
ハチが消える、食料が消える、人類が消える

NO.230(2009.9)

何者にも支配されないもの

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飢餓解決への新たな挑戦

NO.228(2009.7)

「吾唯足知」の生き方を

バックナンバー2008

NO.234

喜び生きる人生のモデル

国内啓発総主事 田村治郎

3歳から親と離れて共同生活するヒンバ族の子供たち/ナミビア共和国(2010年国際協力カレンダーより)

3歳から親と離れて共同生活するヒンバ族の子供たち/ナミビア共和国(2010年国際協力カレンダーより)

活動地訪問の楽しみのひとつは、現地の人々との出会いです。特にこどもたちと出会い、「将来何になりたい?」との質問に返ってくる答えに、その国の将来の希望を見させていただいており、私が、この働きを継続する力となっています。

数年前、アフリカ・エチオピア東部州都ジジガを訪問した時のことです。当時、国際飢餓対策機構エチオピアは、エイズや事故などで親を失ったこどもたちに教育支援を行っていました。その補習授業に参加した時、上記の質問をしてみました。しばらく考えた後に「ドライバーになりたい」「教師になりたい」「僕は医者」「私は洋裁の仕事」と、目を輝かせて元気よく答えてくれました。しかし現地スタッフから、実は彼らの切実な願いは「大人になること」なのだと教えられた時、彼らを取り巻く状況の厳しさを目の当たりにした思いでした。彼らもまた、エイズや栄養失調などが原因で命を落とす危険と日々直面していたのです。

そのようなこどもたちに、「どうしてそれになりたいのかな?」と続けて質問して分かったことは、彼らにはモデルとなる「大人」が身近にいるということでした。

「貧しくて学校に行けなかったけれど、あの先生が勉強を教えてくれて、勉強がこんなに楽しいと知った」「これまで病気になっても、誰も助けてくれなかった。けれどあのお医者さんが弟の病気を治してくれた。僕もあの医者のように村の人々を助けたい」。

彼らに学ぶことの喜びを伝え、隣人のために尽力する大人が身近にいる。その大人のように、自分も誰かの役に立ちたいと願い成長するこどもたちの姿に、助け合い分かち合う国づくりの希望が見える思いです。彼らの身近にモデルとなる大人がいることは、なんと素晴らしいことでしょう。「はたして私はどうか」自らの生き方を考えさせられます。

「ことばにも、態度にも、愛にも…模範になりなさい」