最新号

NO.237(2010.4)

真の豊かさを生きるために

バックナンバー

NO.236(2010.3)

第3の波の担い手として生きる
~2050年までの世界を見据えて~

NO.235(2010.2)

「終わり」そして「始まり」の転換期を迎えて

NO.234(2010.1)

喜び生きる人生のモデル

NO.233(2009.12)

わたしから始める、世界が変わる

NO.231(2009.10)

人類を襲う食料危機
ハチが消える、食料が消える、人類が消える

NO.230(2009.9)

何者にも支配されないもの

NO.229(2009.8)

飢餓解決への新たな挑戦

NO.228(2009.7)

「吾唯足知」の生き方を

バックナンバー2008

NO.222

愛は全てを結ぶ帯です

国際協力隊総主事 清家弘久

森祐里さんの歌声に思わず笑顔の被災者の方々

森祐里さんの歌声に思わず笑顔の被災者の方々(中国・四川省にて)

「あなたは中国と日本の素晴らしい架け橋だ」日本国際飢餓対策機構の親善大使である森祐理さんが、先月、大地震被害のあった中国・四川省で「慰めと励ましのコンサート」を行った際に、現地の方から言われた言葉です。

この方は元軍人。中国の軍は日本を長い間敵国として見ていました。この人もそう教えられてきたし、今もその思いは強く残っていたそうです。最初のコンサートを地震被害者のための仮設住宅の中で行なったとき、彼は疑いの眼差しでコンサートを見ていたそうです。少しでも変な発言や歌を歌ったら、即刻コンサートを中止させようと思っていたというのです。しかし、森さんの歌、お話を通して彼の心から様々な疑念は拭い去られました。日本に対する偏見さえもどこかに消えていったというのです。

森さんが中国本土に渡ったのは今回が初めて。彼女は阪神大震災で弟さんを失い、以来、自分と同じ境遇の人々を励ましたいと、地震があるたび被災地に飛んでいます。今回、10万人以上の方が地震で亡くなった四川省でも彼女の歌やお話を聞いて、多くの方が涙しておられました。森さんは、これからも中国の人々のために用いられていきたいと強く願っておられます。人と人との交流、ふれあいがお互いの偏見や心の壁を打ち壊し、新たな歩みが始まることを改めて教えられました。

人を通して真の人づくりが始まると信じています。
森さんは与えられた「歌う」という賜物を用いて、人の心に変化を起こしました。私たちの海外駐在スタッフたちもまた、自らに与えられた賜物を用いて現地の人との息の長い関係づくりを行いながら、愛の実践による変革に取り組んでいます。現場で奮闘するスタッフたちをどうぞ応援してください。

「愛はすべてを結ぶ帯です」