最新号

NO.237(2010.4)

真の豊かさを生きるために

バックナンバー

NO.236(2010.3)

第3の波の担い手として生きる
~2050年までの世界を見据えて~

NO.235(2010.2)

「終わり」そして「始まり」の転換期を迎えて

NO.234(2010.1)

喜び生きる人生のモデル

NO.233(2009.12)

わたしから始める、世界が変わる

NO.231(2009.10)

人類を襲う食料危機
ハチが消える、食料が消える、人類が消える

NO.230(2009.9)

何者にも支配されないもの

NO.229(2009.8)

飢餓解決への新たな挑戦

NO.228(2009.7)

「吾唯足知」の生き方を

バックナンバー2008

NO.213

「平和をつくる者」となるために

総主事 清家 弘久

サイクロン後の復興のために働く女性(バングラデシュ/ボルグナ県)

どこでも笑顔は同じ(世界里親会が終了したペルー・リマ市ビジャ・ドス・エネーロ地区)

聖路加国際病院理事長の日野原重明先生が、最新刊「いま伝えたい大切なこと」の中で、2004年11月、衆議院第161回通常国会の憲法調査会中央公聴会で、次のように発言したと書いておられます。「…そこで私はこう提唱したいのです。日本は自衛隊をやめ、20歳以上の男子は、高校や大学などの最終学歴を終えたら、6ヶ月から1年は国内外での奉仕活動を義務化してはいかがだろうか。日本の青年たちは、様々な現場で自ら体験し、苦労することで、世界の実情を本当に理解できるのではないか。そうすることで、日本人は世界に貢献できるばかりか、人間として成長することができる。兵役で戦うことを学ぶのではなく、奉仕活動で他の国に寄り添うことを学ぶ、それが今後の国際社会の平和を築く基礎になるのではないかと思っています」。

戦争の痛みは、肉体的なものだけではありません。傷つけた者も傷ついた者も、その後何年も続く心の傷や恐怖心と葛藤していかなくてはなりません。争いを起こす「種」のひとつは、近隣の国々の人たちに対して色眼鏡を使って、本質を見ずにうわべでその国の人を見てしまうことではないでしょうか。人と触れ合い、語り合い、理解し合うことがどれほど重要であるか、メディアを通して流れてくる、同じような側面からの情報で物事を判断することが多くなっている今だからこそ、自分の中から争いの種になるものを消していくことが必要ではないでしょうか。

日本国際飢餓対策機構は毎年ワークキャンプならびにスタディキャンプを計画しています。ぜひ機会を生かして様々な現場を見たり、人々と接して、海外から日本を見てはいかがでしょうか。平和であることを喜ぶだけでなく、平和をつくる者となりましょう。

「平和をつくるものは幸いである」