第212号
2008年3月


  • 発行者: 堀内顕
  • 発行所: 日本国際飢餓対策機構
  • 本誌は毎月発行
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/目次 /サイクロン「シドル」被災者緊急援助 /20年間変わらない心で /地球型募金箱へのご協力ありがとうございました /大好きな寸劇で学ぶ /女性たちの一歩を応援して下さい! /海外スタッフが持って帰りたい「例のもの」? /貧しい人は、なぜ貧しいままか?(2) /JIFHニュース


 
昨年11月にバングラデシュは、16年ぶりの超大型サイクロンに見舞われました。日本の多くの皆様は、数千人の人々の命が失われ、百万人単位の人々の家が失われたことを伝えるテレビニュースをご覧になったことと思います。
私は、恐怖と窮状を切々と訴える底辺層の女性たちの声を聞きながら、その状況に心を傷めました。と同時に、16年間のバングラデシュの進歩も感じたのです。 かつて私が、海外スタッフとしてバングラデシュで奉仕をしたのは、1990年からの11年間です。着任した翌年4月に超大型サイクロンがこの国を襲い、今回とは二桁違う13〜15万人の方が大規模な高波にのまれて亡くなりました。二か月後に被災地を訪問した時の無力感は今でも忘れられません。一度に10万人以上の方の命が失われたことを目の当たりにして、私のそれまでの自然災害の概念は覆されました。しかしそれから何年もかけて、海沿いには避難用シェルターが建設され続け、自治体もNGOも、緊急時の避難指示の仕組みを少しずつ確立していきました。 今回、同じ規模のサイクロンに襲われて、数千人の方々が避難できず、亡くなられたことは本当に残念です。これは日本の現在のものさしで考えたら驚くべき死者数でしょう。
しかし10年、20年という時間軸での改善度で評価するなら、私はバングラデシュの人々に「よくぞ、ここまでがんばった!」と心から声援を送りたい気持ちで一杯でした。 私たちは、人を、社会をどのような「ものさし」で評価しているでしょうか。その瞬間に測ることのできるものや見た目で評価していることが多いのではないでしょうか。
しかし私たちが注目すべきは時間軸なしでは考えられない「成長」です。人やグループ、社会が、時間軸を通して「内実共に成長し続けているかどうか」が問われているのだと思います。

国内外プロジェクト担当総主事 柳沢美登里

「体全体は、あらゆる節々が補い合うことによってしっかり組み合わされ、結び合わされて、おのおのの部分は分に応じて働いて体を成長させ、自ら愛によって作り上げられてゆくのです」

1分間に17人(うち12人が子ども)/1日に2万5千人/1年間では1,000万人が飢えのために生命を失っています
日本国際飢餓対策機構(Japan Internationasl Food for the Hungry 略してJIFH) は、人間の尊さを重んじて地球家族に奉仕する非営利のNGO(民間援助団体) です。1981年ひとりの日本人がインドシナ難民救援から帰国したのを契機に始 まりまし.た。以来、国際飢餓対策機構(FHI)とパートナーとなり、国際諸機関、 民間諸団体などと協力し、アジア・アフリカ・中南米の「開発途上にある国々で 「世界の飢えた人々に食糧と愛を」を標語に、物心両面の飢餓対策にあたってき ました
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(C) 日本国際飢餓対策機構, 1995
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JIFH News Letter March 2002