第211号
2008年2月


  • 発行者: 堀内顕
  • 発行所: 日本国際飢餓対策機構
  • 本誌は毎月発行
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/目次 /共に生きる「隣り人」として /私も世界のお友だちのために何かができる! /フィリピンへスタッフ派遣 /成長の過程に関わる働き /子どもたちはモザンビークの希望! /私のたいせつなもの /貧しい人は、なぜ貧しいままか? /JIFHニュース


 先日、横浜港で興味深い石碑を見ました。昭和21年11月30日に「ララ物資」と呼ばれる支援物資の倉庫を天皇・皇后が行幸された際に、香淳皇后が詠まれた感謝の歌二首が刻まれたものでした。
 第二次世界大戦後、物資が極端に不足し、多くの子どもたちが栄養失調に陥っていた日本に、米国のキリスト教団体が「日本の子どもたちを救おう」と全米に働きかけて、ミルク類、穀物、缶詰、油類の食料をはじめ、衣類、医薬品などの消費物資の他、乳牛、山羊など、当時のお金にして400億円相当の援助物資を送ってくれたことに感謝したものです。
 今でこそ、飽食・物余りを謳歌している日本の私たちですが、数十年前には食べることにも事欠いていたのです。「過去を水に流す」ことの得意な日本の私たちは、このような歴史的事実すら伝えることにあまり熱心には見えません。
 歴史の教訓は貴重です。歴史から学ばない者は同じ間違いを繰り返します。困ったときに助けてもらった…だから自分も困った人々を助けてあげよう。自分にして欲しいと思ったことを、他の人にもその通りしてあげよう。これが黄金律といわれている人類最高の知恵です。「人」は支え合わなければ生きていけない存在だからです。
 日本の「お互い様」という精神がこれに近いものではないでしょうか。相互依存の精神と言っても良いでしょう。歴史を振り返るとき、どんな強い栄えた国家もやがて衰退していったという事実、どんな人間もやがて老いて死んでいったという事実を忘れてはなりません。栄枯盛衰は世の常です。今の日本の飽食もまもなく終わりを迎える時が来るのです。力のある豊かなときには、弱い人々を助けることに精一杯励む…このような生き方を身に付けなかったら自分が貧しく弱くなったとき、助けてもらうことは期待できないでしょう。

特命大使 神田英輔

「今あなたがたの余裕が彼らの欠乏を補うなら、
彼らの余裕もまた、あなたがたの欠乏を補うことになるのです。こうして、平等になるのです」。


1分間に17人(うち12人が子ども)/1日に2万5千人/1年間では1,000万人が飢えのために生命を失っています
日本国際飢餓対策機構(Japan Internationasl Food for the Hungry 略してJIFH) は、人間の尊さを重んじて地球家族に奉仕する非営利のNGO(民間援助団体) です。1981年ひとりの日本人がインドシナ難民救援から帰国したのを契機に始 まりまし.た。以来、国際飢餓対策機構(FHI)とパートナーとなり、国際諸機関、 民間諸団体などと協力し、アジア・アフリカ・中南米の「開発途上にある国々で 「世界の飢えた人々に食糧と愛を」を標語に、物心両面の飢餓対策にあたってき ました
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(C) 日本国際飢餓対策機構, 1995
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JIFH News Letter March 2002