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2008年11月2日、日本国際飢餓対策機構より辻本清臣特別顧問、ルワンダ駐在竹内緑スタッフを講師として、2008世界食料デー高岡大会が高岡バプテスト教会にて開催されました。
竹内スタッフは、「アフリカからの報告~ルワンダの今、大虐殺から14年~」と題して、ビデオ、スライドを使って現地報告。
1994年4月より100日間で80~100万人の大虐殺が行われ、100~300万人が隣国のコンゴ等の難民になりました。14年間が経過し、道路や公共施設、建物は着実に復旧されているようです。しかし、多くの人々は、大虐殺を目の当たりにしたことが今なおトラウマとなって心に深い傷を負い苦しんでいるとのことでした。
2006年9月からの2年間、トラウマを被った人々の実態調査を行われ、トラウマに苦しむ方々の共通事項として次の事が明らかになったそうです。
また、カウンセラーとして労をとられ、次のことに気づかされたとのことです。

竹内スタッフの話を聴き、内紛後の社会資本は時間の経過と共に確実に整備されていっているのでしょうが、人の心と身体は、時間が解決することなく、かえってそれらの変調が顕在化し、被害者救済の具体的支援が必要になっているように感じました。
内戦で緊急事態が生じた場合、紛争時や戦時下では多くのマスコミが訪れ、その状態が報道されます。しかし、それらが落ち着くと平和が回復したように思われ、マスコミも遠のきます。そこに住む人々の心と身体の実態調査は紛争時のみならず紛争後も必要であり、心の中の平和が構築されること(広義の平和)が必要であること、権力等に迎合することなく一人一人が個として独立して平和を求め続けることが大切であることを強調されて現地報告を終えられました。
辻本顧問は平和構築、昨今の食料問題について基調講演をされました。
ルワンダでのように平和構築(加害者と被害者が共存すること)が大切である。平和なしには人は生きていけないし、信頼関係を築く事はできない。また、個人的に赦しを求め、和解し、赦し、赦されていくことが大切である。内戦が今も続けられているところでは女性や子供達が危険にさらされ、犠牲になっている。日本国際飢餓対策機構では、戦禍で犠牲を余儀なくされている子供達が安心して生活できるシステム作りに取り組んでいる。
今年、オーストラリアでは2年連続の干ばつとなり、また、バイオエタノールを背景に穀物が投機の対象となり食料の高騰化が問題になっている。日本でも様々な食料品の価格が高くなったが、最貧国、特に食費が支出の70%以上を占める場合、食事ができなくなっている。このような現実と今後のグロバリゼーション(国際間競争)の進展に伴って、日本の食料自給率(現在40%)を高くする必要がある。
今後、人間らしい生き方に回帰し、互いに助け合って生きていくことが求められる時代になることを話されました。
現地報告と基調講演の合間に子供たちにより、1曲目「ぼくの心の中が」を振り付けを入れて、2曲目「これこそ愛」を手話付きで歌い、集う方々も一緒に口ずさみ、和んだ時が持たれました。

今年もチャリティー即売会が開催され、ケーキ、混ぜご飯、かき餅が売られました。
また、今年は出席者数がここ数年間では最も多い約50名となりました。
2008年世界食料デー高岡大会を開催するにあたり、労をとっていただいた方々、また、出席されたお一人お一人に深く感謝いたします。
来年も世界食料デーを通じて国際飢餓、国際協力を理解する時を持ちたいと願っています。
(報告:高岡大会 高畠幸司)