ハンガーゼロ アフリカ」とは

NewsLetter巻頭言

2017年08月01日

助けられる喜びを知った時

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 九州北部を襲った記録的豪雨によって多数の死傷者、行方不明の方々が出ておられることに心から哀悼とお見舞いを申し上げます。当機構は、熊本地震直後に生み出された支援ネットワークの「九州キリスト災害支援センター」と協力して被災された方々の支援をさせていただいています。ぜひ皆様からの応援をお願いいたします。

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【写真:九州北部豪雨被災者緊急支援活動】

 10年前の2007年3月、石川県能登半島西岸で大地震が発生、震源近くの輪島市など3市町では震度6強の揺れに襲われ、輪島市門前町では住宅や工場、店舗の倒壊が集中しました。国の震度6以上の地震が起きる確率は0.1%以下という予測は覆されました。

 門前町は私の父母の郷里でした。当然親戚もみな被災しました。父の生家は最終的には全壊判定で取り壊しとなりました。ただすでに父は他界、家には父の兄弟の子ども家族が暮らしていました。すぐに能登に行くために職場に休暇を打診したところ「現地に精通しているなら被害調査に行くように」との指示が出て、他のスタッフと車で被害状況の調査をしながら最大被害地の門前町に入りました。

 故郷は大きく傷つき、父の家は倒壊は免れたものの家財は散乱し、叔父と息子が怯えながら寝起きを続けていました。翌日曜日、町で唯一の教会で礼拝をして戻った家で奇跡の光景が待っていました。10名近くのボランティアさんが傾いた家の中に入り、黙々と壊れた家財を運んでいました。名も知らないこの人たちはどこから来たのか...。その瞬間心の底から「ああ、助けられるというのはこんなに嬉しいんだ!」と叫びました。飢餓対策機構の一員であるのに「助けられることがこんなにも嬉しいことを私は知らなかった!」最後に皆さんに心を込めてありがとうを伝えました。

 その後、門前聖書教会がベースキャンプとなって、被災者支援をさせていただきました。また森祐理親善大使も来てくださり、町の多くの人々に心の支援も届けられました。その門前町では今年8月にもう一度森さんの慰問コンサートが行われます。近隣にお住まいの方はぜひご来会ください。いま九州北部豪雨被災者緊急支援の現場でも、ボランティアさんの働きによって「助けられることの喜び」を深く実感される方もおいでになることでしょう。その喜びが明日への希望と困難から立ち上がる力と私は信じます。そのためにJIFHは皆様と共に歩みます。わたしから始まる、世界がそして九州が変わる、共に力を合わせましょう。

日本国際飢餓対策機構 広報主任 鶴浦弘敏
(8月号巻頭言No.325)

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