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NewsLetter巻頭言

2017年02月01日

地域変革の鍵、人財育成...SALTYとLIGHTSの生き方(1)

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 2012年にアフリカ・ニジェールで、翌2013年にはコンゴ民主共和国で、人財育成セミナーを開催しました。そこには地域変革を願うコミュニティリーダーや牧師、また多くのビジネスマンが集い熱心な学びの時となりました。

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【写真:子どもクラブでごみの分別を学んで実践(カンボジア)】

 コミュニティが直面するあらゆる全人的課題(霊的・肉体的・精神的・社会的)にしっかりと向き合うことは、そこに住む自分たちが解決するべき課題なんだ、と「誰かが」から「私たちが、私が」へと意識の改革がなされてゆきました。このようなセミナーの成功の鍵は、講義内容もさることながら受講者の強い意欲にあるのだと痛感しました。なんとしても自分たちのコミュニティを自分たちの手で変革してゆくんだとの意欲は、受講者たちの力となって相互の励ましを生んでいました。

 もうひとつの成功の鍵は、学んだことをいかに実践するかということです。良い学びでしたと終わってはならない。それらを自分たちのコミュニティに当てはめ実践してゆくのです。

 開講したそれぞれの地域でその機会が訪れました。ニジェールでは同年8月に大洪水がいくつかのコミュニティを襲い、人々は生活基盤に大きな打撃を受けました。まさに今痛みの中に必要を覚える人々に仕えてゆく時として、受講者自らも被害を受けながらも協力の輪を広げて援助する者として働いたのです。またコンゴ民主共和国でのセミナーには、内戦により国内避難民となったパメラさんが出席し学びました。そして、人は遭遇する環境や状況によって生き方が決まるのでなく、困難の中にあっても立ち上がり変革することができるんだと発奮し、家族を虐殺され絶望の中にいる避難民に、「すべてを失ったような私たちにもできることがある!」と避難地での自立に踏み出すことができました。

 このように誰かの助けを待つ、誰かの行動を願うだけでなく、「わたしから始める」と具体的な一歩を踏み出すことができたのは、必要な意識の変革を学ぶことができたからです。それが、「SALTYとLIGHTSの生き方」です。その内容を次回から2回に分けてご紹介します。それは、彼の地の出来事だけでなく、ここに生き、ここに遣わされている私たちにも「わたしから始める、世界が変わる」一歩を促すものとなるはずです。

 「暗いと不平を言うよりも、あなたが進んで明かりをつけなさい」(マザー・テレサ)

日本国際飢餓対策機構 啓発総主事 田村治郎
(2月号巻頭言No.319)

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