ハンガーゼロ アフリカ」とは

吉田 知基

2015年04月01日

ドアたち/オワリカラ

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「あなたの次の
 ドアでいたい」

新しいドアを開けるときのドキドキ、
その先に広がる世界に踏み出す時のワクワク、
そんな感覚をいつまでも大切にしたいと思います。

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西南学院大学フィリピンワークキャンプ(2月26日~3月9日)に同行させていただいて、
参加した学生たちを見ながらそんなことを思いました。

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もちろん、ワクワクすることだけではなく、いろんなことを深く考えさせられるキャンプでした。
特にタワービル地域の方々の一般家庭を何軒か訪問させていただいたのですが、
ドアと呼べるものさえない家も少なくありません。
個人的に最も衝撃的だったのはルイスの家です。

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【写真:ルイス(18歳・高校生)】

彼と最初に会ったのは、私たち一行(総勢18名)がタワービルに到着した夜。
遅い時間だったにも関わらず地域のお母さんたちが私たちを迎え入れ、
青年たちが私たちの荷物を宿泊場所まで運んでくれました。
その中に彼がいたのです。率先して喜んで奉仕する彼の姿がとても印象に残りました。

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またルイスは自分の住んでいる街を愛し、地域の子どもたちをいつも気にかけていました。
日本の大学生とタワービルの子どもたちとが遊んでいる時も彼は子どもたちを優しく見守り、
事故や怪我が起きないように常に注意を払っていたのです。

私はそんな彼に興味をもち、どんな環境で育ったのか家を訪問させてもらいました。

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父親は10年前に離婚し、マニラで別の女性と暮らしています。
母親と男兄弟が6人、1つ屋根の下で生活をしています。

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床を高くした3畳ほどのスペースで家族7人が寝ています。

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母親はリサイクルできる資源ごみを集めて家族を養っています。
息子たちも学校が終わると大きな袋を抱えて資源ごみを集めていました。

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母親が嬉しそうに両手いっぱいに抱えてもってきたビニール袋の中身は
晩御飯のおかずではなく、大量の生ごみです。
それらをナスの肥料やあひるのエサとして使っています。

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それでもなお、前向きに生きる母親。
その母の背中を見て育つルイス。
そしてそんな彼に勉強できる環境を整え、
自宅を開放する教会の牧師先生
(※詳細は下記動画をご覧ください)

FHフィリピンが11年間このタワービルで蒔き続けてきた愛の種は、
地域にしっかり根ざし広がっていました。


【Youtube動画:フィリピン・資源ごみを拾って生活する家族

ルイスは将来の夢について次のように話してくれました。

「ぼくの夢はこのタワービルで牧師になること。
 FHフィリピンが僕たちに教えてくれた希望のメッセージを
 次の世代の子どもたちにも伝えたい。」

2016年5月をもってFHのタワービル地域における活動は終了しますが、
この子どもたちの成長によって地域の未来は希望に満ちたものとなることでしょう。

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「探し物をしています
 僕は今探しています」

ドアたち/オワリカラ


『だれであれ、求める者は受け、
 捜す者は見つけ出し、
 たたく者には開かれます。』

(マタイ 7:8)

For everyone who asks receives;
he who seeks finds;
and to him who knocks, the door will be opened.

(Matthew 7:8)

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