ハンガーゼロ アフリカ」とは

伊東 綾

2014年06月21日

痛みを理解しあえる者として

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震災の年以降、毎年東北を訪れ、支援と共に祈りを
捧げてくださっている関西の方々(大阪クリスチャンセンター祈りと支援の旅)が、
6月3日~6日に四度目の来訪をしてくださいました。

今回のメンバーは、過去の参加者の顔も見受けられましたが、
初めて拝見するお顔もあります。
「震災後、初めて東北に来ました。」という方も。

この祈りと支援のメンバーには、当機構の親善大使 森祐理さんも
含まれています。
メンバーの皆さんと一緒に回りながら、祐理さんはその場、その場で
歌を歌っていただきます。

そして、そこにパン・アキモトの秋元社長と秋元常務が加わり、
3月の女川・石巻、5月の気仙沼に続き、揚げパンを振る舞って
くださいました。
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                         【甘い揚げパンは子どもたちにも大好評】

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                         【大阪のメンバーたちによる綿あめプレゼント】

祐理さんは、2011年の震災後直ぐに、釜石にも行ってくださり自らも被災されていた、
日本基督教団 新生釜石教会の柳谷雄介牧師を訪問。
柳谷牧師の依頼で、避難所となっていた病院や寺院に出向き、
痛み悲しんでおられる皆さまに寄り添う者となってくださいました。

震災以降、走りに走ってこられた柳谷牧師ですが、
昨年秋頃から不調を覚え、少しお休みの時間を取られて
いたそうです。

その間に、浸水した教会堂と牧師館の再建も進められ、
装いも新たに、文字通り『新生』釜石教会として再び
立ち上がりました。

再建された教会とお元気になられた柳谷牧師の姿に
見送られて、釜石を後にしました。

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        【改修された教会堂内部】                  【壁の黄色シールまで津波が押し寄せました】

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      【柳谷牧師と語り合う森祐理さん】                   【メンバー全員で柳谷牧師を囲んで】

翌日は、大槌町の幼稚園へ。ここも2度目の訪問です。
前回訪問した時の園児たちは、みんな卒園していますから、
今いる園児たちにとっては、初めて見る「歌のお姉さん」。
自分たちの知っている歌には、声を合わせて元気よく
歌ってくれました。
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                            【元気いっぱいの子どもたちの歌声が響きます】

3日目は、岩手から南下して、宮城県気仙沼市へ
面瀬中学校仮設住宅でのコンサートです。ここも2度目の訪問。

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コンサートが終わってから、祐理さんの元にたくさんの
方々が寄ってこられました。
皆さんは、2012年6月の祐理さんが訪問した後に、
起こったそれぞれの出来事を口々にお話し始められました。

祐理さんにお話を聞いて欲しい。
(弟さんを震災で亡くした)祐理さんになら、自分の気持ちを
分かってもらえる。そんな思いだったのだと思います。

お一人、お一人のお話しに、時に頷きながら、
時に声をかけながら耳を傾けておられる祐理さんでした。

同じ経験をした者だからこそ、理解し、通じ合えるものが
あるのだと思います。

コンサートの中で、何度も「弟の命がこの出会いに繋がっているのです。」
と語られる祐理さん。

痛みを通った人だからこそ、痛んでいる方々を慰めることが
できるのでしょう。

日本にいると
「飢餓の苦しみ」には、無縁かもしれません。
「戦争による命の危機」には、鈍感かもしれません。

東北だけではなく、世界には「痛んでいる人がいる」事実を
知って欲しいと思います。

そこから、痛みを理解できるあなたが生まれるのです。

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もし私たちが苦しみに会うなら、それはあなたがたの慰めと救いのためです。
もし私たちが慰めを受けるなら、それもあなたがたの慰めのためで、
その慰めは、私たちが受けている苦難と同じ苦難に耐え抜く力を
あなたがたに与えるのです。【聖書 コリントⅡ 1:6】

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