ハンガーゼロ アフリカ」とは

吉田 知基

2013年10月29日

×ゲーム/東京カランコロン

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「小さな頃、くだらない遊びしては笑ってたでしょ
 今じゃどんなに面白くても、笑えない場面多いよね」

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今年の世界食料デーの特別ゲストとして、
フィリピンから来日してくださったホープ児童合唱団が帰国して2週間が経ちまして。
私は関西地区での全てのコンサートに同行させていただきました。


今週に入って、関西地区以外の写真や映像も手元に届き、1つ1つチェックしながら、
子どもたちの力強い歌声とメッセージに改めて心をとらわれっぱなしの毎日です。

舞台の上では、素敵な笑顔と澄ました表情でとても落ち着いている子どもたちですが、
舞台以外では、とにかくパワフルで、元気で、常にテンション高し。
あまりに声の音量が大きいと指揮者のトリビオ牧師に叱られることもしばしば。

中でも最も印象的だったのは彼らと共に奈良公園へ観光に行った時のこと。
鹿をさわっては大騒ぎして、何か珍しいものを見つけるとすぐそっちへ駆け抜けていき、
日本の修学旅行生とも交流して仲良くなったりと、とにかく大はしゃぎでした。

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特に、若草山でのはしゃぎ様は凄まじいものがありました。
綺麗な芝生が広がる小高い丘をのぼっては、
斜面を猛スピードで駆けおりたり、みんなで手をつなぎながらおりたり、
すべって、転んで、ぐるぐる回って、目が回って。
それを何度も何度も繰り返す子どもたちの笑顔は輝きっぱなし。

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そして、その公園からの帰り道でメンバーの一人、セルジオくんが右手の親指を立てながら一言。

 「Hot experience!!! Arigato gozaimasu!!!」

と満面の笑みを浮かべながら私に話してくれました。


その時にふと彼らの住むマニラ沿岸部のスラム地域の様子を思い出しました。
スモッグに覆われ、ゴミが散乱し、鼻を刺す臭いが充満する地域。

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彼らにとって、綺麗な芝生の上を駆け抜けることが、
「Hot Experience(アツい経験)」なのだということを痛感。


日本で当たり前のこととして
私たちが見ているもの、聴いているもの、感じているもの、
それらが世界の子どもたちにとって、それはそれはアツい経験なわけで。


今回、彼らと過ごす中でいろんなことに改めて気付かされ、教えられました。
私にとってそのことが、アツいアツい経験となりました。

10月17日、フィリピンへ帰国する子どもたちに、
日本での滞在をまとめた映像を見てもらいました。
子どもたちは大喜びでPCの画面に前のめりになって見入っていました。
しかしその後、トリビオ牧師が出発前に祈ると、一転して、子どもたちは号泣。
別れの寂しさとフィリピンで待っているお父さんお母さんに早く会いたいという気持ちとの狭間で、
心は大いに揺れ動いていたと思います。


「泣きたい時は泣けばいいんだよ
 それをガマンして暗い顔になるなら
 笑いたければ笑えばいいんだよ
 『ハハハ』とほっぺた痛くなるまで
 我慢も苦労も楽しくないなら、罰ゲームだよなぁ」

×ゲーム/東京カランコロン

フィリピンへ無事帰国した子どもたち。
日本でのアツい経験を活かしてさらに大きく羽ばたき、
地域を変え、国を変えるリーダーに成長しますように、
これからも彼らのために祈り続けたいと思います。


 『ハレルヤ。
  まことに、われらの神にほめ歌を歌うのは良い。
  まことに楽しく、賛美は麗しい。
  主は心の打ち砕かれた者をいやし
  彼らの傷を包む』

 (詩篇147:1、3)

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