ハンガーゼロ アフリカ」とは

吉田 知基

2013年09月25日

友達になれるかな?/コトリンゴ

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「まず笑おう 握手をして 
 許せるかな? 笑えるかな? 
 まだまだ駄目 まだ駄目かな?」

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【ボリビアワークキャンプにて:塩屋キリスト教会の里子ジョニーくんと】

ボリビア、リオカイネの里子ジョニーくんはカメラを前に緊張気味。
見知らぬ人の前で感情を表に出すのは意外と難しいものです。


開設から7年。
5億人以上のユーザーが利用。
ニュースや気の利いた一言、馬鹿げた冗談などを自由に発言できる、
いわゆる、短文投稿サイト「ツイッター」。

ツイッターは怒りをぶつける場としても利用されやすく、
そうした怒りは瞬く間に広がる傾向にあります。
衝動性に加えて、匿名性や結果がどうなるかという想像の欠如、荒らし願望など、
ツイッターの発言は辛辣になりがち。

北京大学の研究チームがこのほど発表した調査結果は、そうした傾向を最も顕著に表しました。

同チームは中国のツイッターと呼ばれる「新浪微博(ウェイボー)」の投稿内容を、
「悲しみ」、「嫌悪」、「喜び」、「怒り」の4つの感情に分類してそれぞれの影響力を調べたそうで。

その結果、「悲しみ」と「嫌悪」はほとんど広がりを見せず、
それに比べて「喜び」は広がる傾向があることが判明。

しかし最も広く、急速に広がるのは「怒り」の感情でした。
研究チームはこの結果について、以下のように解説しています。

「怒りの感情は喜びなどの感情に比べて影響力が強いことが分かった。
 怒りのツイートの方が、ネットワーク内で広がる速度は速く、範囲も大きい」
(参照:CNNニュース抜粋9月23日)


1994年にルワンダで起きた大虐殺も「千の丘ラジオ」というラジオの放送が
人々の怒りや憎悪をかきたて、煽動していったと言われています。
怒りの増幅、憎しみの連鎖は人間性を破壊します。

イスラム過激派と呼ばれる武装集団もツイッターを利用することがあるとか。

先日起きたケニアでのショッピングモール襲撃事件、
パキスタンのキリスト教会前で起きた大規模な自爆テロでは、
多くの尊い命が失われました。
と同時に多くの人々の怒りと憎しみが生まれたはずです。

確かに彼らの行ったことは許しがたいものです。
あらゆるメディアはその犯行の悲惨さ、残虐性を写真や映像をつかって報道します。

しかし、彼らがなぜそのような行動に至ったのか、
武力という手段をなぜとりつづけるのかについて向き合おうとする情報は少ないように思います。
国際社会は彼らへの制裁を実行する前に、
彼らの声にもっと耳を傾ける必要があるのではないでしょうか。

これまでにも対テロ戦争によって一般市民への犠牲が出れば出るほど、
テロリストへのシンパシーを生み、新たなテロリスト予備軍を創出してきました。
このままでは憎しみの連鎖は止まりません。


「まず笑おう 握手をして 
 許せるかな? 笑えるかな? 
 まだまだ駄目 まだ駄目かな?
 許せるかな? 笑えるかな?

 まだまだ駄目 まだまだ駄目
 忘れるから 笑えるから
 忘れるかな? 笑えるかな?

 心から消えないなら いっそ友達になりたいよ

 嫌っちゃうよりも友達になろう
 傷ついて涙 忘れてやるからさ」

 (友達になれるかな?/コトリンゴ


『だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、
 すべての人が良いと思うことを図りなさい。
 あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。
 愛する人たち。自分で復讐してはいけません。
 もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。
 渇いたなら、飲ませなさい。
 悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。』

                                     (聖書 ローマ12:17~21)

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