ハンガーゼロ アフリカ」とは

吉田 知基

2013年02月20日

Why? に why!!!

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くだらない男にはなりたくないと思いすぎて。
先週はノロウイルスに感染し、お腹くだりまくっていた吉田です。
ベッドとトイレを往復する日々に「なぜこんなことに!」と問わずにおれませんでした。

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そんな中、先日『「なぜ」と問わない』という本を読みまして。
著者の山浦先生は岩手県大船渡市在住の医師であり、
聖書の四福音書を気仙地方の方言(ケセン語)に翻訳された先生として有名なお方です。

東日本大震災では自ら被災しながらも、医師として何千人もの患者さんを守り、
不十分な医療環境の中で、必死で乗り越えられました。
山浦先生は、患者さんが涙ながらに打ち明けるその悲惨な話に耳を傾け、一緒に泣いてこられました。
奥さんを亡くしたり、夫を亡くしたり、子どもを亡くしたり、親を亡くしたり、そういう方たちと共に歩んでこられたのです。

震災後、間もなくして、たくさんのメディア記者が先生の元を訪れ、取材に来られたそうで。
その時に、最も多かった質問が、

 「東北の人たちは非常に我慢強い。こういう実直で勤勉な立派な人々が、なぜこんな目に遭わなければならないのか。
  神さまはこういう人たちを、いったいなぜこんなむごい目に遭わせるのか。あなたは信仰者としてどう思いますか?」

ということでした。山浦先生はその質問に驚き、怒りが込み上げてきたそうです。

≪以下本文より抜粋≫
  驚きました。そんなことは夢にも考えたこともなかったからです。
 考えたこともないことに返事をしろなんて、全く途方にくれてしまいました。
 ところがどういうわけか、来る人来る人みんな同じことを尋ねるのです。
 そのしつこさに、だんだん腹が立ってきました。・・・(中略)・・・
  それで、同級生仲間と何人かで集まったときにその話をしてみました。
「いや、こういうわげでな、おれ、困ってんだども、お前だぢァそんたなごどォ考えっか?」
  聞かれたその友だちも怒りだして言うんです。
「気仙衆ァネズミだってそんたなごどォ考えねァ」
  それでみんなで考えました。
「とにかぐ東京がら来る人だぢァ判で押したように同しこどォ語る。なしてだべな?」
  そして出た結論は、
「暇だがらでねァが?」でした。
  われわれは忙しくてそんなこと考えている暇はない。
 今は生きることで大変なのです。 (山浦玄嗣/「なぜ」と問わない)


起こってしまったことに「なぜ」と問うこと自体意味がない...
それは暇人の考えることなのです。
それよりも目の前に広がる問題をどのように捉え、解決していくのか。
そして今日という日を、今この瞬間をどう生きるのかが大切なのです。


    『わたしたちの先祖はあなたに依り頼み、
     依り頼んで、救われて来た。
     助けを求めてあなたに叫び、救い出され、
     あなたに依り頼んで、裏切られたことはない。』

                     (新共同訳聖書 詩編22:4〜5)

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