ハンガーゼロ アフリカ」とは

田村 治郎

2013年01月24日

貧困を固定化する社会構造の改革に必要なものは、「私から始める、世界が変わる」人財の育成

スタッフ:田村 治郎のブログを見る

 昨年の5月31日、厚生労働省は21回目となる「完全生命表」の中で、2010年の日本人の平均寿命は、男性79.55歳、女性86.30歳であると発表しました。前回の調査時(2005年) より女性は0.78歳、男性は0.99歳上回っています。日本は世界一の長寿国です。

しかし、開発途上国と言われる多くの国々、特にアフリカ諸国は平均寿命が50歳前後と、平均寿命が7580歳の工業先進国と比較すると極めて短命であることが分ります。これは開発途上国における新生児の死亡率の高さや、戦争や紛争によって短期間に集中して若者の死亡が多いことも原因とされています。そして、これらの根底にあるのが極めて厳しい飢餓と貧困の現実です。

 

アフリカは様々な天然資源に恵まれた豊かな大陸です。しかし、そこに生きる多くの人々にはその豊かさとは無縁の極限の生活を強いられています。近年、工業先進国によるアフリカ諸国に対する猛烈な資源外交が展開されています。急激な経済発展をとげている国々は、持続的な経済・軍事大国への発展に不可欠の資源確保への明確な国家戦略が伺えます。毎年何百万ドルもがアフリカ諸国に流れ込んでいても、自国内の貧困問題や医療、社会問題の解決に費やされることには程遠く、一部の権力を有する者が私腹を肥やし、資源の流出による貧困の固定化を生み出す温床となっています。その中で、貧困にあえぐ人々は、今日の糧を得ることができずに困難を覚えています。冒頭の箴言は、最底辺の10億人と称されるアフリカ社会に存在する最も弱い立場に生きる人々の姿を如実に表しているように思います。

 

 

このような構造的暴力ともいえる社会システムをなんとしてでも変革してゆくことは必要なことです。しかし、たとえどれだけのシステムの改善がなされても、そこにかかわる人の意識の変革がなければ効果は期待できません。国政レベルから地域・コミュニティレベルに至るまで、「私」を滅し、「公」に仕える真のリーダーの存在が求められています。 

そのためにも、神の義に生き、弱い立場に居る人々に仕える真のリーダーの存在が求められています。JIFHは、3月のファシリテーター・トレーニングキャンプや、夏のワークキャンプの実施を通して「私から始める、世界が変わる」人財が育成されてゆくことを心から願っています。

                                   

 今、日本に生きる私たちも含めあらゆる社会を構成する一人ひとりが、不義による搾取社会を求めるか、それとも公義によってすべての人が共に生きられる社会を構築してゆくかの選択が迫られているのではないでしょうか。

 

貧しい者の開拓地に、多くの食糧がある。公義がないところで、財産は滅ぼし尽くされる。」箴言

 

hungerzero_training201201.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年度ハンガーゼロ・ファシリテーター・トレーニング・キャンプ案内

【 日 時 】2013年3月18日(月)~22日(金)
【 会 場 】東京基督教大学(TCU)
       千葉県印西市内野
【 費 用 】29,000円(テキスト代5,000円を含む)
【 定 員 】12名

【申し込み・お問合せ】
大阪事務所:072-920-2227(担当:松島)直通
         072-920-2225
    メール:general@jifh.org

活動ブログ スタッフ一覧

月別表示