ハンガーゼロ アフリカ」とは

吉田 知基

2012年03月09日

Your prayer は my prayer

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2/21から3/2までフィリピンの現地視察に行ってまいりました。
東北復興支援から戻った直後のフィリピン出張だったので、
北国から南国への温度差で戸惑いを隠しきれず吉田です。

Mountain Apo


最初に、教育支援をしているミンダナオ島のチャイルドサポーター(世界里親会)のセンターを訪問しました。
支援しているTIBOLO地域はアポ山という山の中にあり、標高約1000m~1200mの所にありまして。

雨が多く、風邪をひく子どもが多いそうです。
生活用水が不足しており、衛生状態も良くないため、子どもはすぐ下痢をしてしまうとのこと。
村には医療機関がないので、病気になってもちゃんとした治療を受けることができません。
食事は1日1回、もしくは2回。栄養状態も悪いようです。

訪問した時には給食時間の前で、村のお母さんたちが協力して全生徒分の給食を準備しているところでした。

feeding program1feeding program2

午前中の授業を終えて、待ちに待った給食の時間。
子どもたちは嬉し楽し美味しそうに食べていました。
私はその様子を嬉し楽し美味しそうに眺めていたわけです。

prayer before lunch apolunch time apo1lunch time apo2lunch time apo3


昼食を済ませると子どもたちは無邪気に校庭内で遊び始めます。

after lunch time apo

私もつたないタガログ語を駆使しながら子どもたちとコミュニケーションを取ろうと、
気持ち悪い低めの声を発しながら子どもたちに近寄ってみました。

"サンダリラ~ン"(タガログ語で「ちょっと待って~」の意味)

発音が悪いのか、意味が通じていないのか、誰も待ってくれません。
それでも、子どもたちがとても楽しそうなので、追いかけながら、カメラのシャッターを押し続けました。

sandali lang1sandali lang2sandali lang3sandali lang4

20分ほどエンドレスで走り回っていると、急に学校の先生が子どもたちを叱りつけまして。
慌てて教室に戻っていく子どもたち。どうやら、休み時間が終わり、授業が始まるようです。

なんだか自分も怒られているような気持ちになり、空気の読めない外国のお客さん的な視線を感じました。
そんなどんよりした気分をひた隠しにしつつ、近くにいた現地スタッフのキムさんに話しかけました。

「子どもたちは明るくて、とても元気ですね~」

するとキムさんは子ども達の現状をそっと話して下さいました。

この学校には親と一緒に暮らせていない子どもがたくさんいるそうで。
貧しさゆえに親は職を求めて山を降り、都市部へ移住してしまいます。
その時に、子どもの何人かを置いて行ってしまうわけです。
親に見捨てられた子どもは、おばあさんやおじいさん、親戚や兄弟に育てられ。
一旦こうなった場合、両親が迎えに来ることはほとんど無いとのことです。

私は貧困がもたらす悲劇に愕然としました。
子どもたちの笑顔の裏にある悲しみを思い、胸がつまりました。

smile apo

しかしキムさんは続けて言われました。

「私は10年後の子どもたちに期待しています。
 ここで教育を受けた子どもたちがこの地域に良い変革をもたらし、
 彼らがコミュニティのリーダーとして成長すること。それが私の願いです。」

私も10年後、立派に成長した子どもたちを楽しみにしつつ、このコミュニティのために祈っていきたいと思います。

prayer for apoclass apo

『すべてのことを、つぶやかず、疑わずに行いなさい。
 それは、あなたがたが、非難されるところのない純真な者となり、
 また、曲がった邪悪な世代の中にあって傷のない神の子どもとなり、
 いのちのことばをしっかり握って、彼らの間で世の光として輝くためです。』

                                (聖書 ピリピ2:14~16)

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