ハンガーゼロ アフリカ」とは

【愛知事務所】

2012年03月02日

当たり前という当たり前でない事。

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午前6時。
フィリピンにまた朝が来ました。
屋上で村全体を見渡していると、本当にフィリピンに来たのだともう一度再認識します。
暗闇だったこの村を、太陽の光が少しずつ照らし出しています。
村の人々はすでに起きて洗濯をしたり、掃除をしたりしています。
フィリピンに来てもう一週間。
今日も新しい一日の始まりです。


景色.JPG


気が付いたらあっという間に一週間が経っていました。
私たちは毎日お家の修理をさせて頂いています。
修理というか、前の家は全部取り壊したので、一から家をから建て直しています。

砂を運んで。
水を運んで。
石を運んで。
セメントを作って。
ブロックを積んで。

お家の子どもたちや近所の子どもたちも一緒に手伝ってくれてます。

私なんて軍手をしてても手がヒリヒリして泣きそうなのに、
子どもたちはまさかの素手の裸足で手伝ってくれてます。


いつもお手伝いをしてくれている近所の子どもの一人にジョナリンという女の子がいます。
彼女と家まで帰る途中、一緒に手をつなぎながらこんな会話をしました。


「ジョナリンは今何歳?」
「11歳だよ。今年の夏に12歳になるの。」
「へ~、そうなんだ。ジョナリンのお誕生日はいつなの?」
「7月だけど・・・。私、自分のお誕生日キライなの。」
「え?どうして?」
「だってみんなのお家ではおいしい食べ物を食べて誕生日をお祝いするのに、
私のお家には誕生日にお祝いする食べ物がないから。」


なんて答えていいのか全然サッパリ途方もなくわかりませんでした。
ただただ、胸が詰まりました。
だって、そうでしょ?
日本の子どもたちなんて、みんな自分の誕生日が来るのをワクワクして待っていますよ。

みんながお祝いしてくれて、
好きなおもちゃが買ってもらえて、
おいしいご飯やケーキを食べる事ができる。

子どもたちのお誕生日って、どこの国でもみんなそういうものなんだと思っていました。
それが普通なんだと思ってました。

でもそれは当たり前じゃなかった。
この村の子どもたちにとっては、夢のような事だったのです。


私は一体今まで何を基準にして物事を考えてきたんだろう。
何を土台としてそれが当たり前だと思ってきたんだろう。
お誕生日にケーキが食べれる事が当たり前なのか、
お誕生日にケーキどころかきちんと食べ物も食べれない事が当たり前なのか、
日本の生活が当たり前なのか、
フィリピンの生活が当たり前なのか、
もう何がなんだか訳がわからなくなりました。


私はそれまで先進国の生活を中心に物事を考えてきたけれど、
結局私の考えは世界の5分の1の考えに過ぎなくて、
あとの5分の4の途上国に住む人々にとっては、
私たち先進国にとっての当たり前な事が当たり前の事ではないのだと気づかされました。


先進国の考え方が中心
日本が中心
自分が中心


こんな高慢な自分に気づかされてホトホト嫌気がさしました。
それでも、こんな自分に気づかせて下さった神様に心から感謝をしました。

さぁ、今日はどんな1日になるんだろう。
今日も見るべきもの見て、感じるべき事を感じる事ができますように。


ジョナリン.JPG
右の子がジョナリン。日本のカレーをおいしそうに食べてます。

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