ハンガーゼロ アフリカ」とは

田村 治郎

2012年02月03日

人生のモデル

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 P1010819.JPG年に数度、活動地を訪問させていただいている。その時の楽しみの一つに、現地の人々との出会いがあります。

 特にこどもたちと出会い、「将来何になりたい?」との質問に返ってくる答えに、その国の将来の希望を見させていただくようで、私がこの働きを継続する力ともなっています。

 

 数年前、アフリカ・エチオピア東部州都ジジガを訪問した時のことです。当時、国際飢餓対策機構エチオピアは、エイズや事故で親を失ったこどもたちに教育支援を行っていました。その補習授業に参加したとき、やはり上記の質問をしてみました。こどもたちはしばらく考えた後、「ドライバーになりたい」「教師になりたい」「ぼくは医者」「私は洋裁の仕事」と、目を輝かせて元気よく答えてくれました。

 

 しかし、現地スタッフから、実は彼らの切実な願いは「大人になること」なのだと教えられた時、「もし大人になることができたら・・・」彼らの夢も、この前提がなければ叶うものではないのだと、彼らを取り巻く状況の厳しさを目の当たりにした思いでした。

 

 彼らもまた、エイズや栄養失調などが原因で命を落とす危険と日々直面していたのです。

 

 そのようなこどもたちに、「どうしてそれになりたいのかな?」と続けて質問して分かったことは、彼らにはモデルとなる「大人」が身近にいるということでした。

 

 「貧しくて学校に行けなかったけれど、あの先生が勉強を教えてくれて、勉強がこんなに楽しいと知った」「これまで病気になっても、誰も助けてくれなかった。けれどあのお医者さんが弟の病気を治してくれた。ぼくもあの医者のように村の人々を助けたい」。

 

 彼らに学ぶことの楽しさを教え、隣人のために尽力する大人が身近にいる。その大人のように、自分も誰かの役に立ちたいと願い成長するこどもたちの姿に、助け合い分かち合う国づくりの希望が見える思いです。彼らの身近にモデルとなる大人がいることは、なんと素晴らしいことでしょうか。

 

「はたして私はどうか」自らの生き方を考えさせられます。

 

「言葉にも、態度にも、愛にも...模範になりなさい」(聖書)

 

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