ハンガーゼロ アフリカ」とは

吉田 知基

2011年05月13日

The season of 新緑そして新力

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春は被災地のなかでさえもやっぱり春でした。
トルストイの「復活」を読んでみようと思いながら、
なかなか読み進まない吉田です。


「何十万という人びとが、あるちっぽけな場所に寄り集まって、
 自分たちがひしめきあっている土地を醜いものにしようとどんなに骨を折ってみても、
 その土地に何ひとつ育たぬようにどんなに石を敷きつめてみても、
 芽をふく草をどんなに摘みとってみても、石炭や石油の煙でどんなにそれをいぶしてみても、
 いや、どんなに木の枝を払って獣や小鳥たちを追い払ってみても――
 春は都会のなかでさえもやっぱり春であった」  トルストイ『復活』


今日は仙台から気仙沼を目指し、海岸沿いをひたすら走りました。
ただただ家のない街が続き、
ただただ現実感のない光景が続きまして。
その被害の大きさを改めて痛感したわけです。

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先日、東松島の家屋の清掃作業をしまして。
家主のお父さんが複雑な心境を語ってくれたのをふと思い出しました。

「全国から、ボランティアのために来てくれてとても助かっている。
 でも、この前アメリカ人のボランティアチームが来て、周囲の写真をたくさん撮っていった。
 この状況を見て、涙してくれる人もいて嬉しかったけど。なんか複雑でね。
 ・・・本当はもっといいとこなのになぁ」

このお父さんは趣味で写真をやっておられ、
そのアメリカ人チームに自分が撮影した東松島の綺麗な海の写真をプレゼントされたとか。

「復興まで何年かかるか分からないけど、きれいな東松島を見てほしい・・・」

家のない街が続いているけど。
でも鮮やかな海の青も依然として広がっています。
現実感のない光景が続いているけど。
それでも、みずみずしい若葉の緑が山々を覆っています。

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本当にいいとこなのです。
東北は美しい街なのです。
これまでも。これからも。

私にとって初めての東北。
今日も東北の豊かな自然や人々の温かさをたくさん感じたいと思います。

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『初めに、神が天と地を創造した』

      (聖書 創世記1:1)

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