ハンガーゼロ アフリカ」とは


「桜が散っています。今年は悲しい桜です。」

宮城県から2枚目の手紙が届きました。


津波でたくさんの家が流されました。
たくさんの命が流されました。
たくさんの思い出が流されました。
一緒にたくさんの悲しみや苦しみも流してくれたら良かったのに。


日本だけでなく世界中からの協力により、仙台の倉庫には支援物資がどんどん届いています。
もちろんまだまだ最低限のものではありますが、外面的な必要はみなさんの愛によって満たされつつあります。


しかし、今なお多くの方が内面的な苦しみの中におられます。
私がお会いした一人の女性は、自分だけが助かった事にただならぬ罪責感を感じておられました。


「私は助かったけど、あの人は助けられなかった。
もっと手を伸ばしたら助けられたかもしれない。
もっと高いところに上っていたら、みんな助かったかもしれない。
自分は助かって良かったのか、自分はこれで良かったのか、わからない。」


こんなふうに話してくれました。


もし、あの時こうしていたら・・・・
もし、あの時こう言っていたら・・・
もし、あの時地震さえ起こらなかったら・・・
もし、あの時津波さえ来なかったら・・・・


このような答えの出ない苦しみがいつも心の中に渦巻いて、自分自身を責めておられる人がどれほどいらっしゃるでしょうか。


でも、私はその方に何て言っていいのか全く分からず、
「そうですかぁ・・・。」
と、自分でも見事なまでにウンザリするほど気の利かない言葉をかけることしかできませんでした。

泥を出しても、人の話しを聞いても、何一つ役に立たない私は一体何しに来たんだろう・・・

またしても無力感に陥った4日目の夜でした。



しかし、次の日仙台の物資倉庫に戻ると、日本のみでなく世界中から届いている支援物資。
自分自身も被災しながら、毎日お手伝いに来て下さるボランティアさん。
毎日のように届く「東北でボランティアしたいです!」のEメール。


そして、先日はオーストラリアに留学している友人からこんなメールが届きました。

「オーストラリアで教会の方が日本のために献金を捧げてくれたよ!
今度、事務所に持って行くね (^▽^)/ 」


なんと一人の方は日本円にして約15万円以上も捧げてくれたとか。
金額の問題ではないんだけど、やっぱり世界から日本への深い愛を感じました。



あぁ、そうか。

一人では本当に無力だけど、日本中の人が、世界中の人が東北を応援してくれているんだ。

単なる口先だけでなく、実際にお金や時間や体力を犠牲にして、行いをもって日本を力いっぱい愛してくれているんだ。


きっとこの愛は、東北の方の外面的な苦しみだけでなく、内面的な苦しみや悲しみも癒していく事だろう。

みんなのぬくもりが合わされば大きな祈りになり、きっとその愛は東北の方々の心をも動かすだろう。



そう確信しました。



来年は悲しい桜ではなく、東北にきれいな希望の桜がたくさん咲きますように。




【感謝の気持ちを込めてオーストラリアの教会へ送った動画】

活動ブログ スタッフ一覧

月別表示