ハンガーゼロ アフリカ」とは

【東京事務所】

2010年12月21日

レポート⑦ 試練の際も機能する教会を目指して

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さらに恐ろしい事実をお伝えしなければなりません。

1994年の大虐殺当時、ルワンダの教会、あるいはクリスチャンと名のついた70%の人々、牧師や司祭までが虐殺に手を下したというのです。当時キリスト教人口70%であったのにも関わらず、虐殺は止められませんでした。




なぜ・・・?



教会として機能しなかった二つの教会のパターン。



A: 伝統的な教会:は内向きになり、自分たちのしきたりや伝統さえ守れば、「私たちは正しい、清い歩みをしてるんだ」という姿勢をもっていました。


                       ↓                   ↓

虐殺が起こった時、教会として何の社会的な対応もできませんでした。暴力の前で教会の人々はうろたえ、逃げ出すか、虐殺に加わるか等でした。





IMG_5927.JPGニャルブエ虐殺記念施設:元カトリック教会35000人が虐殺され、数年間死体が放置されました。



B: 政治と癒着した教会:は、政治とあまりにも近い関係にあり、聖書のことばよりも権力の力に流され、まったく聖書の言葉に生きていませんでした。もちろん、虐殺の中で、ルワンダの聖職者の30%が殉教しており、神の言葉に最後まで生きようした方々もおられます。 事実、ルワンダの聖職者の30%は殉教しています。




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このイエス像と同じような像が建物の中にありました。そのイエス像は右腕だけでなく、頭も両腕も、両足も破壊されて、胴体だけが無惨に置かれていました。その理由は・・・、 イエスの顔がツチ人の顔に似て西洋風だからと。



イエスは・・・、彼は十字架という極刑で人によって殺された後も、まだ続いて同じ人によって、苦しみを受けられたんだ・・・、昔も、現在も、人はどこまでイエスを、彼の心を痛めつづけたら飽き足りるのだろう、そう思った時、本当に悲しくなりました。




Q.この日本で、想像もできないことですが、もし私たちが同じような状況に直面した時、あなたがおられる教会は、また、「あなた」という個人は、虐殺のムードの中で、正しく機能することができるでしょうか? 力の前で、どのような態度を選択するか、私たちは確信をもって世界に示すことができるでしょうか?



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虐殺という暴力の前で選択肢はほんとんどないかもしれません。しかしもっともっと虐殺の前の段階で、教会だけが人々に正しく進むべくビジョンを示し、正しい方向へと導くことができるはずです。




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Taken by "Shooting dogs", a Movie





チャレンジ:

個人において:
 「キリスト教人口が多いから・・・大丈夫だろう」、は全く機能しないことはルワンダの大虐殺の時に明白になりました。大切なのは常に「わたし」という個人が、日々聖書の 言葉に全人的(社会的、物質的、霊的の意)に生きる中で、徹底して神の心に聞き、それにお従いしながら、どんな状況にあっても人々を「愛する」という動機の元で、正しい決断を選びとっていくことが本当に大切になります。




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日々のあなたの選択は、何を根拠に決断されていますか?  逆境の時、そのメッセージを確信をもって貫き通すことができるでしょうか?   





教会において:外界との関係を断つのでなく、また、ルールや伝統を守ることに焦点をあてるのでもなく、常に全人的に人々のニーズにお仕えしていく中で、教会として地域の人々の好意と信頼を得、いつもよいリーダーシップ、明確なビジョンを示し、人々を正しい方向に導いて行くことが常日頃から求められているのではないでしょうか。








つづく

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