ハンガーゼロ アフリカ」とは

【東京事務所】

2010年12月12日

レポート④ 償いの家造りのプロジェクト

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現地NGO「REACH」のご紹介


さて、私たちJIFHがルワンダに行った際、REACHと呼ばれる現地のクリスチャンの平和構築NGOの元で、今回のスタディツアーを致しました。私たち日本国際飢餓対策機構もこのREACHの働きを支えているからです。


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REACHで働く日本人スタッフ佐々木さん(http://rwanda-wakai.net/

Q.REACHとは?  Reconciliation Evangelism and Christian Healing(聖書のメッセージを元に本当の和解と癒しをお届けする) の意味。


2005年からはじまったReachの働きは、私たちが訪れた際、少しずつ、しかし、着実にその働きの実をならしていることを実感しました。




「償いの家造りのプロジェクト」の必要性


REACH2007年、「償いの家づくりプロジェクト」を立ち上げました。それは、加害者たちが、罪を認め、拘禁刑でなく、公益労働刑を科された加害者が、被害者の家族のために家を建てるプロジェクト。


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日干し煉瓦を積み上げて約15坪の家を造ります。10名前後のチームで週に6日働けば、2ヵ月くらいで造ることができるそうです。


泥煉瓦の作り方:赤土粘土とワラと水を足で良く踏んでまぜ、それを木枠の型で煉瓦の形をつくり、天日に干すと泥の煉瓦ができあがります。




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「償いの家造りのプロジェクト」で建てられた家。松葉杖をついている方がご主人。私たちが訪ねると家族全員を集めて下さった。家を持つことができる・・・それは家族にとって大きな安心と安息を与えることになります。このように少しづつではありますが、虐殺の被害者の方々がREACHのこの「償いの家造りのプロジェクト」を通して家を与えられ、なぐさめられている様子を見ることができました。



Q.なぜこのような「償いの家造りのプロジェクト」がスタートしたのでしょう?

REACHが虐殺の後、想像を絶する心痛のなかに生きている人たちをカウンセリングしているときに、被害者の多くがあまりにも貧しい場所で生活していることが分かったことがこのプロジェクトが開始するきっかけとなりました。



IMG_5953.JPG料理する時に使う道具をさわらせていただきました。



実はこの「償いの家造りプロジェクト」は、「修復的正義」(restorative justice)という考え方が基底となっています。

近代的な刑事裁判制度の多くは、加害者が犯した罪の重さに応じて懲罰の重さを決定する「応報的正義」の考え方です。→加害者を罰することが目的。

しかし「修復的正義」→被害を被った損害からの「被害者が回復する」ことが目的。


このプロジェクトを通して下記のことを目指しています。

加害者が罪の自覚を深める

②出来る限りの見える形での償いに取り組ませる

③両者の関係の回復




つづく

 


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