ハンガーゼロ アフリカ」とは

吉田 知基

2010年11月09日

DON'T TRUST OVER THIRTY/GOING STEADY

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どうして僕は生まれたの?
どうして僕は死んじゃうの?
あの夕焼けを見ていると、どうして涙が出るの吉田知基です。


先日、テレビを見ていると、大阪市の河川清掃事業の職員が仕事量を水増ししているというニュースをやっていました。
職員たちはどうも以下のような計算の下とんでもないことをしていたようです。


[ 陸上でゴミを集める ] + [ 何も浮いていない川にゴミを流す ]-[ そのゴミを回収 ]×[ 回収している様子を写真撮影 ]

=[ 作業量として報告 ]=[ 高額の補助金を維持 ]


市は大阪府から年間1億7000万円の補助金を受けていたとか...。

モザイク越しに市の職員がテレビのインタビューに答え、次のようなことを言っていました。
「近年、川のゴミが減ってきている。仕事が減ると、解雇されてしまう...」


私はそのニュースを見ながら、怒りよりも切なさを感じました。
人間の哀しい部分を見せられたような。
なんとも言えないどんよりとした気分になりました。


河川清掃事業がスタートしたのは川のゴミを減らすことが目的だったはずです。
それがいつしかゴミを減らすことよりもゴミを拾うことが目的となり、
川を綺麗にすることよりも自分の生活を守ることが優先されていったわけで。
今の世の中を見ると、このことは当然と言えば、当然のことなのかもしれません。


しかし、最近死語になりつつあるという「滅私奉公」という四字熟語があります。
意味は私利私欲を捨てて、主人や公のために忠誠を尽くすこと。
人々の考えが変われば、このような言葉も廃れていくのでしょうか。


日本国際飢餓対策機構は世界の飢餓をなくすために、日々働いています。
この世界から飢餓がなくなれば、私たちは必要ないわけです。

私は研修の時にそのことをはっきりと言われました。

「私たちの目指すところは、世界から飢餓がなくなること。
つまり、この働きが不要となり、私たち全員が辞職することです」

日々の業務をこなすことが目的とならないように、
飢餓が減り、完全になくなることを目指して、
今日も与えられている業務を喜んでこなしていきたいと思います。


  『自分のいのちを救おうと思う者は、それを失い、
   わたしのために自分のいのちを失う者は、それを救うのです。
   人は、たとい全世界を手に入れても、自分自身を失い、
   損じたら、何の得がありましょう』

                  (聖書 ルカ9:24~25)

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