ハンガーゼロ アフリカ」とは

吉田 知基

2010年09月13日

Let's eat together 今日も

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涙の数だけ強くなれる。
抜け毛の数だけ優しくなれる。
今日もたくさん優しくなれました吉田知基です。


後藤献二くんと同じく、私も大学時代にフィリピンで9ヶ月ほど生活をさせていただきました。

私の好きなフィリピノ語(タガログ語)は"Kumain ka na? "(意味:もう食べた?)
これはフィリピンで最もよく聞いた言葉でもあります。
家でも職場でもみんなで一緒に食事をするのがフィリピン流です。


  クマーイン カ ナ
 "Kumain ka na? "(もう食べた?)

  ヒンディ パ
 "Hidi pa "(まだだよ)

  カーイン ナ タァヨ
 "Kain na tayo "(一緒に食べよう)

こんなやり取りを何度も耳にしたわけです。


私は最初の一カ月くらいは部屋の中で、一人で食べていたのですが、
仲良くなったワーカーの人や学生たちが食事に誘ってくれるようになり、
いつしか大勢で食べるようになりました。

給食の様子

それまでフィリピン料理よりも日本料理が恋しくて恋しくて仕方なかったのですが、
彼らと食べるようになってから、急に食欲が湧いてきて、
それまでの何倍もご飯を食べれるようになったのです。

それはそれは不思議な体験でした。


「一人で食べるより、みんなで食べる方がおいしい」
なんてことを一度くらいは聞いたことがあると思います。

正直私はこの言葉を信じていませんでした。
日本にいた頃(特に高校や大学時代)、家では一人で食べることが多く、
「誰と食べようが味は変わらない。一人で食べた方が楽だ」と思っていました。
そのため、私は家族と一緒に食べるよりも一人で食べることを好むようになったのです。

でも実際は、一人で食べるより、みんなで食べる方がおいしかったわけで。

このフィリピンでの何気ない発見は私の内側に
鈍くて切ない、後からずっしりと効いてくるボディブローのような衝撃を与えました。

『家族』に対する自分の在り方を考えさせられたのです。
帰国後、家族への態度が少しだけ変わりました。

たとえば・・・

・家族そろって食事ができることに喜びを感じるようになりました。
・一人で食べる時には「みんなもう食べた?」と聞くようになりました。
・基本的な挨拶が普通にできるようになりました。
・母親にもちゃんと返事をするようになりました。
・おばぁちゃんに優しい言葉をかけれるようになりました。
・両親に感謝できるようになりました。

どれも恥ずかしいくらい当たり前のことです。
だけど恥ずかしいくらい当たり前のことが意外とできていなかったりします。


いま私はこの日本国際飢餓対策機構で世界の飢餓をなくすために
ご奉仕させていただいております。
社会人一年目であります。まだまだ勉強不足です。失敗も多いわけです。
それでもスタッフのみなさんにとても優しく指導していただいております。

そんな私の好きな時間。それは昼休みです。
事務所内の全スタッフが1階に集まり、みんなで共に食事をする楽しいひと時。
食事ができることは本当に喜びであると感じます。
世界の飢餓で苦しんでおられる方々のために祈りつつ、
今日も感謝していただきました。


  『いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。
   すべての事について、感謝しなさい。
   これが、キリスト・イエスにあって神が
   あなたがたに望んでおられることです。』

          (聖書:Ⅰテサロニケ 5:16~18)

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